G7、「北の完全な非核化」で一致…対中国で協調も確認へ

G7、「北の完全な非核化」で一致…対中国で協調も確認へ

4日、ロンドンの英外務省公館ランカスター・ハウスで、記念撮影に臨むG7外相ら。中央奥が茂木外相(ロイター)

 【ロンドン=池田慶太】先進7か国(G7)外相会議が3日夜(日本時間4日未明)、3日間の日程でロンドンで始まった。初日の協議では、北朝鮮の完全な非核化を目指すことで一致した。4日は中国への対応などが議題となり、G7各国が対中国で協調することを確認する見通しだ。

 G7外相会議が対面で行われるのは2019年4月以来、約2年ぶり。茂木外相やブリンケン米国務長官らが出席した。

 初日の3日は夕食会が開かれ、北朝鮮やイラン情勢が議題となった。日本外務省によると、茂木氏が北朝鮮の「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)」を目標として堅持する重要性を訴え、経済制裁などの国連安全保障理事会決議の「完全な履行」を含め、各国の認識が一致した。茂木氏は、北朝鮮による日本人拉致問題の即時解決に向けた理解と協力も求め、各国から賛同を得た。

 2日目の4日は、中国をテーマにした会合がまずは行われた。G7各国は中国の人権状況や強引な海洋進出に懸念を強めており、香港の民主派弾圧や新疆ウイグル自治区での少数民族迫害、東・南シナ海問題が取り上げられたとみられる。

 茂木氏は、中国による海洋権益確保を目指す動きに対する懸念を訴え、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けたG7の連携強化を呼びかけた模様だ。

 ミャンマー情勢、ロシアを巡る対応のほか、新型コロナウイルス、気候変動なども協議し、5日の会議終了後に共同声明を発表する。

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