渡辺主筆、NHK番組で「平成政治」の舞台裏語る…憲法改正の必要性強調

 NHKは22日夜、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆のインタビュー番組をBS1で放送した。昨年3月放送の「昭和編」に続く「平成編」で、1989年から約30年間の政治の舞台裏を証言した。

 渡辺氏は、99年の自民、自由両党の連立政権の樹立について「仕掛け人だった」と明かした。当時、自民党の小渕恵三政権の要だった野中広務官房長官と自由党の小沢一郎党首を料亭で引き合わせた場面を振り返り、「不倶戴天(ふぐたいてん)みたいな(両者を)一緒に飯を食わせて、腹を割って話せる関係になった。あれは奇跡だ。小沢さんも野中さんも(本)性は善だと思った」と語った。

 2006年の終戦記念日に靖国神社を参拝した小泉純一郎首相(当時)を社説で批判したことについて、「A級戦犯がまつられている所に総理大臣が参拝する。これは国民に間違った歴史観を持たせる恐れがある。小泉さんとも、ずいぶんやり合った」と改めて批判した。

 1994年以降3度にわたり紙面で発表した憲法改正試案に関して、「今の憲法は本当のリベラリズムの憲法になっていない。いずれ直さなければいけない。(軍国主義に)絶対反対だから言っている。今の憲法では、元に戻る恐れがある」と述べた。

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