岸田首相、国連総会で安保理改革の必要性を強調…ウクライナ侵略を強く非難

岸田首相、国連総会で安保理改革の必要性を強調…ウクライナ侵略を強く非難

20日、国連総会で演説する岸田首相=AP

 【ニューヨーク=藤原健作】岸田首相は20日夜(日本時間21日朝)、国連総会で一般討論演説を行った。対面形式で一般討論演説に臨むのは、2019年の安倍首相以来となる。首相はロシアによるウクライナ侵略で国際秩序の根本が大きく揺らいでいると訴え、国連改革の必要性を強調した。

 首相はウクライナ侵略について「国連憲章の理念と原則を踏みにじる行為だ。断じて許してはならない」と強く非難し、法の支配に基づく国際秩序の回復を訴えた。

 国連の理念を実現するための日本の決意を表明するとして、常任理事国の中露両国による拒否権行使など、機能不全が指摘される安全保障理事会の改革に向け、「文言ベースの交渉を開始する時だ」と加盟国に呼びかけた。

 首相は、被爆地・広島選出の国会議員として強いこだわりを持つ核廃絶にも言及し、「唯一の戦争被爆国であるという歴史的使命感を持って現実的な取り組みを進める」と決意を示した。「長崎を最後の被爆地とせねばならない」とも述べた。

 日本は来年1月から安保理の非常任理事国となる。「小さな声にも耳を傾けながら法の支配を強化するべく行動する」と語った。

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