エネルギー分野など経済協力でも一致…首相・サウジ国王会談

エネルギー分野など経済協力でも一致…首相・サウジ国王会談

12日、リヤドで、サウジアラビアのサルマン国王(右)と会談した安倍首相(左)=AP

 【リヤド=重松浩一郎】安倍首相は12日午後(日本時間同日夜)、サウジアラビアのサルマン国王と首都リヤドのヤマーマ宮殿で会談した。米国とイランの対立を踏まえ、首相はイスラム教スンニ派盟主のサウジに外交努力による地域の緊張緩和を呼びかけ、海上自衛隊の中東派遣についても説明したとみられる。

 首相のサウジ訪問は2013年4月以来で、第1次内閣を含めると3回目だ。サルマン国王との会談は国王が来日した17年3月以来となる。

 サウジはシーア派大国のイランと敵対関係にあるが、米国とイランが武力衝突すると経済的な影響が大きいため、過度な緊張は望んでいないとされる。首相は国王らとの会談を通じて情勢安定化に向けた連携を深めたい考えだ。エネルギーなど幅広い分野で経済協力を進めることでも一致した。

 首相は国王との会談に先立つ12日午前(日本時間同日午後)、サウジのファイサル外相、アブドルアジズ・エネルギー相と相次いで会談した。

 ファイサル氏との会談では、中東地域の緊張緩和に向け日本も「粘り強い外交努力を継続していく」と伝え、緊密に連携していくことを確認した。海自の中東派遣については、首相が「日本関係船舶の安全航行の確保を目的とした情報収集」だと意義を説明し、理解を求めた。ファイサル氏は「航行の安全確保は全ての関係国の責任だ」と応じ、派遣を歓迎した。

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