賭けマージャンのレートは1000点100円、刑事局長「必ずしも高額とは言えない」

黒川検事長の辞職を閣議決定

 政府は22日午前の持ち回り閣議で、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言中に賭けマージャンをしていた東京高検の黒川弘務・検事長(63)の辞職を承認した。後任には名古屋高検の林真琴・検事長(62)の起用を軸に調整している。

 森法相は22日の記者会見で、「国民に憤りと不安を与えた。おわび申し上げる」と陳謝した。その上で、21日に安倍首相と会談して、一連の経緯を説明した際に「責任を痛感している」として進退伺を提出したことを明らかにした。首相からは「損なわれた検察の信頼を回復するため、引き続き職務にあたってもらいたい」と強く慰留されたという。

 森氏は「つらい道だが、法務行政を停滞させることなく進め、検察の立て直しをしないといけない」と述べ、職務を続ける意向を示した。

 これに関連し、法務省は22日の衆院法務委員会で、黒川氏に対する聞き取り調査の内容を明らかにした。山尾志桜里議員(無所属)の質問に答えた。黒川氏は産経新聞記者2人と朝日新聞社員の元記者との間で、約3年前から月に1、2回、賭けマージャンをするようになったという。レートは1000点100円で、川原隆司刑事局長は「社会の実情からみて必ずしも高額とは言えない」との見解を示した。

 一方、稲田伸夫検事総長は22日、今回の問題について「検察の基盤である国民の信頼を揺るがしかねない深刻な事態で、国民の皆様にお詫(わ)びします。今後、綱紀の保持を一層徹底し、検察の使命を全うしていけるよう、努めます」とのコメントを出した。

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