ジャーナリスト山路徹、メディアの災害報道に物申す

ジャーナリストの山路徹が、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(9月14日放送)に出演し、メディアの災害報道について語った。

最大震度7を記録した北海道胆振東部地震や、関西を襲った台風被害など、連日、災害報道が続いている。災害が起きた現場にマスコミが取材に行く場合、被害の大きいところに足を運び、真っ先に撮影して報道することがセオリーであるという。その理由について、山路は「例えば、岡山で水害が起きた時は、病院の上に取り残された方が救助を求める状況を伝える。そうすることで、その後の支援のあり方が決まっていくんです。」と語り、現地の悲惨な状況を伝えることで救援、救助につながると明かした。

ところが、山路は、岡山県倉敷市で現地のボランティアの方を取材しようとしたところ、「邪魔しないでください!」と怒鳴られたという。「僕らは邪魔してるわけじゃなくて。もちろんそう言われたので、我々は引いたんですが、ちょっと考えて欲しいのがそこにボランティアが集まったのはマスコミが報道したからなんですよ」と指摘し、マスコミの役割について理解してほしい旨を訴えた上で、「マスコミは、衝撃的な映像だけではなく、今後の支援が広がるような映像を取材すべき」と、自身の考えを語った。

この話を受け、番組パーソナリティーの垣花正アナウンサーは「今後、マスコミは、災害についてどう報道すべきなのでしょうか」と問うと、山路は「実はマスコミにも改善して欲しいことがあるんです。」と前置きした上で、「例えば、瓦礫の中にいるかもしれない声がかき消されてしまったり、同じことを何度も質問することで、現地の担当者の手を止めてしまったりするんです」と、メディアが被災地に殺到することで救助を困難にさせてしまう可能性を示唆し、落ち着いて取材をすることの重要性を語った。

最後に山路は、災害時におけるメディアの特性として、「テレビは、大きな情報を外へ拡散するという役割がある。SNSは、細かい情報について向いているがその中にはデマがある可能性がある。そして、ラジオは細かい情報を正確に伝える役割がある」と語り、各メディアが特色を生かして報道を行う必要性を呼びかけ、この話題を締めくくった。

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 8:00-11:30

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