最高値更新するニューヨーク株式市場〜いつまで続くのか

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(3月16日放送)に経済アナリストのジョセフ・クラフトが出演。最高値を更新するニューヨーク株式市場について解説した。

日経平均株価の下げ幅が一時900円を超えた。800円台の下げ幅を示す株価ボード=2021年2月26日午前、東京都中央区 写真提供:産経新聞社

ニューヨーク市場〜ダウ平均株価が史上最高値更新

3月15日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は先週末と比べ174ドル82セント高い、3万2953ドル46セントで取引を終えた。ハイテク銘柄中心のナスダック総合指数は、139.85ポイント上がって13459.71であった。一方、円相場は1ドル=109円10銭付近で取引されている。

飯田)ニューヨークダウ平均が史上最高値を更新し続けていますが、歴史的な高値圏にありますね。

クラフト)調子がいいですね。ただ、アメリカの長期金利との兼ね合い、昨日(15日)も一時相場は下げで始まったのですが、金利が低下してまたリスク許容度が高まり、特にナスダック株が買われることになったのだと思います。

飯田)米国債の10年物の利回りなどを見ながらなのですね。しばらくその展開は続きますか?

クラフト)続くと思いますし、今週は連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合があり、注目されています。この結果次第で、さらなる金利高になれば株価が下落する、または市場が安心して金利も落ち着けば、さらなる株高ということなので、注目度が高いですね。

千円以上下落した日経平均株価の終値を示すボード=2021年2月26日午後、東京都中央区 写真提供:産経新聞社

懸念されるバーナンキ・ショックの再来

飯田)FRBも言っていますが、アメリカの財務長官などは2%のインフレ目標を少しオーバーシュートしても続けるのだと言っています。その辺を考えると、金利が高くなっていることを許容するかどうかというのがありますが。

クラフト)その通りで、市場も、中央銀行から「市場が安心するように緩和を続ける」と言っているものの、2013年のバーナンキ・ショックのように「大丈夫ですよ、緩和しますよ」と言っておきながら、そのあとに引き締めに入るというリスクもあります。確かにいまの状況は金利が予想以上に早く上がって来ていて、市場も「中央銀行が言っているよりも前倒して引き締めに入るのではないか」という懸念を抱いている。この疑念を中央銀行がどこまで払拭できるかだと思います。

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