熊谷俊人千葉県知事「夜だからと言って、必ずしも飲食店にリスクがあるわけではない」

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月22日放送)に熊谷俊人千葉県知事が出演。千葉県における今後の新型コロナウイルス対応について訊いた。

就任後初めて首都圏1都3県の知事会議に臨んだ熊谷俊人知事=2021年4月16日午後、千葉県庁 写真提供:産経新聞社

飲食店への時短要請〜しっかりと対策に取り組んでいる飲食店を後押しできる制度に変更する

「飯田浩司のOK! Cozy up!」では、『一都三県知事・河野大臣も登場!新型コロナ変異株から国民を守れ!Cozy専門家会議』と題してそれぞれインタビューを実施。4月22日は熊谷俊人千葉県知事へのインタビューとなる。

飯田)千葉県の熊谷俊人知事にお話を伺います。おはようございます。

熊谷)おはようございます。

飯田)ご就任が4月5日、そこから2週間あまりが経過するというところです。コロナについてなのですが、「まん延防止等重点措置」が千葉県でも適用されました。事業を営む上で、テレワークができるところはいいですが、飲食店などは難しいところがあります。認証を受けた店舗は時短要請対象外にして、メリハリをつけた対応をしようとやっていらっしゃると思います。具体的にどういうことをされますか?

熊谷)飲食店に対する時短の措置というのは、重点措置か否かはともかく、かなり長く続いてしまう可能性があります。飲食店のなかでも、しっかり取り組もうとされている方々を後押しできるような制度設計にしたいと思っております。

飯田)具体策はこれからというところがあると思いますが、例えば、1人で食べるのがメインのカウンターのラーメン屋さんのようなところだったら、8時までで止めなくてもいいのではないか、など、素人考えではそういうことを思うのですが、どうですか?

熊谷)おっしゃる通りです。「どういう空間で、どういう方が利用されて、どういう対策が施されているのか」ということです。昼であったとしても、当然リスクはあるわけですし、夜だからと言って、必ずしもリスクがあるわけではありません。科学的根拠に基づいた対応ができるように、工夫して考えて行きたいと思います。

病床確保への支援策は講じている〜全体の医療資源を有効に活用できるような制度設計をつくる

飯田)民間の病院の病床確保など、いろいろなことが言われております。また、コロナの患者さんを受け入れると経営が厳しくなってしまうという話も聞きます。県独自で何かできることはあるのでしょうか?

熊谷)県としても、病床を確保していただいたところに対する支援策は講じております。また、長い目で見て、病床を少しでも効率的に使えるように、ある程度集中した病床をつくって行くということも検討しております。また、そうした全体の医療資源を有効に活用できるような制度設計を、日々変化する事態に対応してつくって行きたいと思います。

飯田)病床の運用等々の基準となると、どうしても県の域を超えて国の政策になってしまうかも知れませんが、退院の基準の見直し、場合によっては県を跨いでの輸送等々というのも必要になりますか?

熊谷)これまでもそれぞれの現場の声を知事会などから、さまざまな形で国に伝えて、国もそうした都道府県の実情を踏まえての制度設計を少しずつ変えて改善しておりますので、ここは千葉県、国、それから市町村、すべてがしっかりと連携して乗り越えて行かなければいけないと思います。

熊谷俊人・千葉県知事

高齢者へのワクチン接種が進めば医療体制は改善して行く

飯田)ラジオをお聴きの皆さんからメールなどで、「先が見えない」「いつまで我慢すればいいのだろう」ということをいただきます。そんな方に対して、知事としてメッセージはありますでしょうか?

熊谷)先行きの見通しをしっかりお示しするということが大事だと思っておりますので、高齢者へのワクチン接種が進むことによって、医療現場は徐々に取り戻すことができると思います。高齢者の方々はクラスター等が発生すると、なかなか病床から出て来られない。それが病床の圧迫につながって来るわけですが、高齢者、もしくは高齢者施設での接種が進めば、医療現場、医療提供体制そのものは着実に改善して行きますので、そこの部分をしっかりと見ていただいて、ご期待もしていただきたいと思います。

自分がコントロールできるところに思いを集中させるべき

飯田)「自粛警察」や「マスク警察」という言葉があり、周りを見ながら生活するということがこの1年続いて来ました。「空気で行動を縛る」ということが続いて来たわけですが、「キッチリと法律で縛った方がいいのではないか」というご意見もあります。知事としてはどうお考えですか?

熊谷)これは難しいところだと思います。取り締まることに関して、いい部分もあれば、デメリットもあると思います。それをしっかり議論して進めて行かなければいけないと思っておりますので、この辺り、我々行政がしっかりと考えて行く責任があると思います。ラジオをお聴きの皆さま方にお願いしたいのは、そうした厳しい声は、我々行政や政治がしっかりと受け止めますので、ご自身がコントロールできるところに思いを集中させる方が、この苦しい状況のなかで乗り切れると思います。国民同士、県民同士でそうした気持ちにお互いにならないように、ご憂慮いただければと思います。

飯田)最後に、千葉県を始め、番組をお聴きの方に「熊谷県政はどういうことをやるのか」というメッセージをお願いいたします。

熊谷)千葉県は東京に近い、首都圏都市部としての性格がある一方で、本当に豊かな海、豊かな里山を抱えている、首都圏屈指の自然豊かな県でもあります。こうした千葉県の、日本の縮図とも言えるような魅力をしっかりと磨き上げて、住んでいる方はもとより、訪れていただく方にもいい思い出をつくっていただけるような千葉県を県民の皆さまと一緒につくって行きますので、これからも千葉県の魅力にぜひ、ご注目していただければと思います。

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