「ワクチン休暇」を経済界にお願いしてゆく 河野大臣が言明

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月23日放送)に新型コロナウイルス感染症ワクチン接種担当でもある河野太郎大臣が出演。ワクチン接種に関するさまざまな疑問について訊いた。

グループインタビューに臨む河野太郎行政改革担当相=2020年10月1日午後、東京・永田町 写真提供:産経新聞社

ワクチン接種〜重症化しやすい高齢者から

同番組では『一都三県知事・河野大臣も登場!新型コロナ変異株から国民を守れ!Cozy専門家会議』と題して放送中で、5日目のこの日は、河野大臣が出演。高齢者から始まったワクチン接種に関するさまざまな疑問について訊いた。

飯田)ワクチン接種の対象について、リスナーの方から番組にメールをいただいています。“ソウシ”さんという方から、「医療従事者優先ということはわかるのですが、次の順番が高齢者なのが疑問です。通学が必要な学生、通勤が必要な社会人など、接触率の多い年代からスタートさせないと感染率が下がらないのではないでしょうか」ということです。これはいかがですか?

河野)いまのファイザーのワクチンは、感染しても発症を防ぐ、あるいは重症化を防ぐというワクチンです。まず、お医者さん、看護師さんに打っていただくことで、医療に携わる方をしっかり守る。そしてその次の段階として、重症化しやすい高齢の方にワクチンを打っていただくことにより、重症化する人を減らす。それが、医療機関への負担の軽減にもなりますので、そういう観点から、厚労省で専門家が「こういう優先順位で行こう」と決められたわけですので、その優先順位に従ってしっかりやって行きたいと思っています。

必要だと言われる数のワクチンを各地域に送ることが大切〜人口密集地に傾斜配分して打つ能力以上のワクチンを送っても在庫になるだけ

飯田)人口密集地に傾斜配分した方が、感染を防止、あるいは抑制できるのではないかという指摘もありますが、これはいかがですか?

河野)5月の連休明けから、毎週1000万回分のワクチンが入って来ますので、必要なところに必要なだけ送り出す体制が近々取れるようになります。感染者が多い、少ないと言っても、多いところにたくさんワクチンを出したり、打つ能力以上のワクチンを送っても在庫になるだけですので、ワクチンの供給がボトルネックになるのではなく、いま打つ能力があるところでどれくらいのワクチンが必要かということです。大都市から離島までと一口に言っても、状況は全然違いますので、人口の多い、少ないもあります。そのなかで、それぞれ自治体の職員の皆さんが頑張って計画をつくり、体制をつくってくれていますので、必要な数を言われたところにしっかり運ぶというのが、国のいちばんやらなければいけない仕事だと思っています。

FRANCE – HEALTH – VACCINE ILLUSTRATION PFIZER LABORATORIES=2020年11月18日 Hans Lucas via AFP Photograph by Magali Cohen / Hans Lucas. 写真提供:時事通信社

インフルエンザワクチンよりも副反応は強い〜承知した上で打っていただきたい

飯田)ワクチンを打つと副反応がさまざま出るということも報道されていますが、その辺り、懸念の払拭も大事だと思いますけれど、いかがでしょうか?

河野)どんなワクチンにも必ず副反応がついて回ります。新型コロナワクチンは、毎年皆さんに打っていただいているインフルエンザのワクチンよりも、副反応が強く出るということがわかっています。非常に細い針で打ちますので、打つときにはあまり痛くないようですが、打ったところがしばらくすると赤くなったり、腫れて来たり、あるいは腕が痛くなる。打ったところが痛くなるという方は、8〜9割出るようですが、1〜2日で痛みも消えて行きます。それから1回目のワクチンを打つと、だいたい1%くらいの方が38度程度の発熱をします。それも、1〜2日で熱は下がります。あとは、少しだるさを感じたりすることがありますけれども、やはり、ほとんどの副反応は1〜2日で消えて行きます。インフルエンザのワクチンと比べると副反応は少し強いですけれども、コロナの発症を防ぐ有効率は95%という、非常に有効性の高いワクチンですので、副反応があることを承知した上で打っていただきたいと思っています。

高齢夫婦の場合は日にちを変えて打っていただきたい

河野)高齢のご夫婦が打たれる場合は、もし可能なら、ご夫婦同じ日ではなくて日を変えて打っていただくと、接種した次の日に副反応で熱が出たり、だるさを感じたりというときに、お互いサポートし合えるのかなと思っています。地域によっては公民館などで同じ日に打たなければいけないというところがありますから、そういうところは仕方ないと思いますけれども、日付を選べるなら、ご夫婦では日を変えて打っていただくといいのかなと思います。

河野太郎行政改革担当大臣

デジタル化を今回のプロジェクトではしっかりと取り組む

飯田)その辺りも考えると、いまは高齢者向けの接種ですが、今後、現役世代にも、ということになると、「ワクチン休暇」というのも考えなければいけないということですか?

河野)そうですね。これから、経済界にワクチン休暇のようなことを考慮して欲しいというお願いを、しっかりして行こうと思っております。

飯田)大臣は行政改革も担当でいらっしゃいますが、データを横展開できるかなど、そういうところの使い勝手というか、ある意味で国内版ワクチンパスポートのようなものができると、やり易いのでしょうか?

河野)これだけ多くの人が接種をするわけですから、システムでデータ管理をするということが大事なのだと思います。1億2000万人に打たなければいけないワクチンをどう管理するのか。紙でやるのも大変なので、今回はシステムをつくることにしました。やはり、デジタル化という技術の流れを、こういう大きなプロジェクトではしっかりと取り組んで行くことが大事だと思います。

ワクチン接種には接種券と身分証明書を忘れずに

飯田)最後に、ラジオをお聴きの皆さんに対して大臣から、ワクチンの今後の展開、希望なども含めてメッセージをお願いいたします。

河野)まず、3600万人の高齢者の方への十分なワクチンが、6月末までには入って来ます。ただ、3600万人もいらっしゃいますし、それぞれの自治体でかなりの数の高齢者の方がいらっしゃいますので、1日で打つとか、1週間で打ち終わるということが難しいことはご理解いただきたい。希望する方全員が必ず打てますので、そこは焦らずにお待ちいただいて、順番が来たら接種券と身分証明書、免許証でもいいですし、保険証でも構いません。接種券と身分証明書を持ってお出かけいただきたいと思います。

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