日豪の相思相愛・緊密な関係〜オンラインでの「2プラス2」が開催

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月4日放送)に外交評論家で内閣官房参与の宮家邦彦が出演。オンライン形式での開催を調整している日本とオーストラリアの「2プラス2」について解説した。

2020年11月17日、日豪首脳会談〜出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202011/17australia.html)

オーストラリアと日本の「2プラス2」が開催

政治分野における「外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)」とは、2国間の外務・防衛担当閣僚が安全保障政策や防衛政策について話し合う枠組みのことを言う。日本とオーストラリアの両政府が、2プラス2を6月9日にオンライン形式で開催する方向で調整していることがわかった。「自由で開かれたインド太平洋」実現へ連携を確認し、東シナ海や南シナ海で軍事的圧力を強める中国をけん制する狙いがあるとのことだ。

飯田)日豪2プラス2。

緊密な関係になっている日豪

宮家)2プラス2はもともと日米で始めたもので、確か90年代からです。その後、日本はいろいろな国と2プラス2をやるようになりました。でも現在の日本とオーストラリアの関係は、誤解を恐れずに言えば、アメリカを除けば、他の国とはひと味違う、非常に緊密な関係になっていると思います。

飯田)緊密な関係に。

宮家)もちろん「自由で開かれたインド太平洋」構想というものがあるわけですけれども、日米については地位協定があります。そして今オーストラリアとは、円滑化協定という協定を考えている。日米地位協定の場合対象は駐留する米軍ですけれども、日豪では部隊が相互訪問するときなどにどのような法的地位を与えるかを定めるもので、かなり実質的な話だと思います。

飯田)訓練などで来るときに、ということですものね。

宮家)それ以外も含まれるでしょう。これを同盟と呼ぶかどうかは別として、日豪関係が非常に緊密になっている証拠だと思います。いまはオンラインで会議ができるようになりましたが、昔は大変だったのですよ。

飯田)フェイストゥフェイスで4人のスケジュールを合わせなくてはいけない。

宮家)それが大変だったのです。

関係が強化されている日米豪

飯田)中国に対して言うと、オーストラリアは特に貿易面でかなりやられていますからね。

宮家)やられているから、以前も首相が日本に飛んで来ましたよね。

飯田)菅さんに初めて対面で会ったのはモリソンさんでした。

宮家)彼らも日本との関係を強化したいということで、相思相愛な部分があるような気がします。

飯田)これは当然2人で協力して、きちんとアメリカもコミットさせようというところが。

宮家)そうですよね。日米豪は、インドとは違う意味で急速に緊密になっていると思います。

関連記事(外部サイト)