一枚岩ではないASEANとどう向き合うか〜米ブリンケン国務長官がASEANの関連会合に出席

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月2日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。ブリンケン米国務長官が8月2日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連のオンライン会合に出席するというニュースについて解説した。

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」

対中国における東南アジアへの対応

米国務省は7月31日、ブリンケン国務長官が8月2日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連のオンライン会合に出席すると発表した。

飯田)中国を念頭として、「航行の自由」の重要性を訴えるということです。

須田)航行の自由、イギリスの艦隊もやって来るということで、非常に重要なところなのですが、ASEANも一枚岩ではなく、その辺りのグラデーションがあります。どこと協力してそれを進めて行くのか、そして東南アジア諸国の協力を得るためには、何をするべきなのかというところを考える必要があるのではないでしょうか。

ASEANでやるべきか、2国間外交でやるべきか

飯田)ASEANの意思決定は基本的に全会一致だということになると、その温度差のようなものが、だいぶ色濃く出て来ますよね。

須田)ASEANという枠組みでやるべきなのか、個別の国との関係、2国間外交でやるのかというところが、いま重大なポイントになっていると思います。例えばベトナムなどは、対中国という点で、いい状況にあります。とは言っても、ベトナムもお金の問題があるので、中国と全面的に対峙するというのは、なかなか難しい状況です。そこをどうするのかというところだと思います。

フィリピンと歩調の合わないアメリカ

飯田)直面しているところで言うと、ベトナムやフィリピン、それからインドネシアも最近かなり中国との間が強硬になっていると言われますが、フィリピンはアメリカの同盟国なのだけれども、なかなか歩調が一緒にならないという感じがあります。

須田)フィリピンの場合は、ドゥテルテ大統領が「いいとこ取り」をするタイプなだけに、思惑が一致して来ないのだろうと思います。

飯田)なるほど。日本からは茂木外務大臣も出席。新型コロナ対応、ミャンマー、南シナ海、北朝鮮などについて議論をするということです。

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