外交官には「オフレコというのは常にオンレコだ」という緊張感が必要 〜不適切発言の駐韓前公使、反発受け事実上更迭

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月12日放送)に神戸大学大学院法学研究科教授でNPO法人インド太平洋問題研究所理事長の簑原俊洋が出演。不適切発言をしたとして韓国の反発を受けた在韓日本大使館・相馬弘尚前総括公使の帰国について解説した。

日本大使館の総括公使を務めていた韓国から帰国した相馬弘尚氏=2021年8月11日午後、成田空港 写真提供:共同通信社

不適切発言の駐韓前公使帰国、韓国の反発を受け事実上の更迭

文在寅大統領の対日外交を表現する際に、不適切な発言をしたとして韓国側の強い反発を招いた在韓日本大使館の相馬弘尚前総括公使が8月11日、帰国した。

外交官には「オフレコというのは常にオンレコだ」という緊張感が必要

飯田)オフレコの懇談のなかで、文在寅大統領の1人よがりの外交だという趣旨で「マスターベーション」という言葉を使ったということです。ここまでの事態になってしまうということについて、どのようにご覧になりますか?

簑原)外交官であるならば、「オフレコというのは常にオンレコだ」というような緊張感が欲しかったですね。マスターベーション云々というのは、文在寅大統領は実際、独りよがりだと思いますし、言わんとしていることはよくわかります。内輪で友人同士で食事をしているときの会話であれば問題ないとは思いますが、今回は相手方が韓国メディアだったわけで、刺される可能性は十分にあります。ここは緊張感を持って、相手を信頼しないという姿勢が大事なのではないでしょうか。

飯田)外交官の立場で考えると、ある意味、性悪説で人を見なければいけないところはあるのですね。

簑原)ありますし、緊張感を持ってやらないと、このようなことになるのではないかと思います。

関連記事(外部サイト)