官房長官が1日2回も記者会見に応じるのは日本だけ 〜それでも「量」を求める日本メディアへの違和感 宮家邦彦

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月8日放送)に外交評論家で内閣官房参与の宮家邦彦が出演。日本の政治報道の疑問について語った。

極端に参加人数が少ない加藤勝信官房長官の記者会見=2021年8月27日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社

日本の政治報道への違和感

10月7日の産経新聞のコラム「宮家邦彦のWorld Watch」に、宮家邦彦が日本の政治報道に対して抱いた違和感が書かれている。

飯田)宮家さんが抱いた日本の政治報道への違和感ということです。

宮家)総理の記者会見について、内閣記者会からいろいろと要望があったそうです。「もっと質問をさせてくれ」と。それは当然です。それから「司会もさせろ」と。

飯田)首相官邸の記者クラブ「内閣記者会」から。

米ホワイトハウスでの記者会見では報道官が行う

宮家)アメリカのホワイトハウスの記者会見は、首席補佐官はやらずに、報道官が全部やります。1日に1回は基本的にやるけれども、あそこは場所が狭いのです。前列はアメリカの主要メディアで占められ、後ろの方で手を挙げても、ほとんど指してはくれないと聞きました。特に外国メディアは。

ナンバー2の官房長官が1日2回も記者会見を行うのは、海外では考えられない

宮家)日本では外務報道官も記者会見をやるのだけれども、それには関心がなく、官邸では官房長官がやります。官房長官というのはナンバー2ですよ。しかも選挙で選ばれた議員です。その人が1日に2回もやっている。これだけでもすごいことです。総理の会見でも1回1時間くらいは平気でやるわけです。

飯田)そうですね。

宮家)それで「短い」とおっしゃるのだけれども、外国の例をみれば、トップである首脳が記者会見を1時間もやる例はほとんどありません。トランプさんは例外ですが。イギリスでは大体5分くらいしかなくて、通常の主要国でも20〜30分だそうです。それに比べて日本はかなり手厚くやっていると思うのだけれども、これでも不十分だと言われる。それは少し「世界の常識とは違うのではないですか」ということです。

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