どのように「ワクチン・検査パッケージ」を社会実装するか

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月28日放送)にAPI主任研究員の相良祥之が出演。新型コロナワクチンの5〜11歳への接種について、承認申請に向けてファイザー社と政府が協議を進めているというニュースについて解説した。

新型コロナ雑感 「ワクチン・検査パッケージ」がスタートした大阪・道頓堀ではテント内で抗原検査を受ける人が見られた=2021年10月25日午後6時22分、大阪市中央区 写真提供:産経新聞社

5〜11歳の接種、承認申請に向け協議

米ファイザー社は新型コロナウイルスワクチンを日本でも5〜11歳の子どもにも接種できるよう、日本での承認申請に向けて政府と協議していることが判明した。

飯田)新型コロナに関して、ワクチンを子どもに打つ、あるいは3回目の接種についても出て来ています。どうご覧になりますか?

相良)国民の7割以上がワクチンを接種しているという、高い水準まで来ました。重症化予防、あるいは発症予防の意味でも、効果が出て来ているのだと思います。感染を抑えるためには、子どもにもワクチンを打っていただくことが必要だと思いますが、お子さんの場合ですと安全性がより気になるという問題があり、これまでの状況とは違うと思います。

国産ワクチンへの不信から接種が進まないロシア

飯田)アメリカでは治験等々もやっているということですが、各国を見ていると、まだワクチン接種率の伸びがそこまででもないという国は、新興国などではかなりあるようです。その辺り、どうやって国際的な枠組みでやって行くかということが言われています。他方、いろいろな国でワクチンをつくっているではないですか。しかし、つくっているワクチンが国内でどこまで打てるかということも問題になっているようですね。

相良)面白いのはロシアで、接種率が3割くらいにとどまっているようです。この前報道がありましたが、ロシアはスプートニクVという国産ワクチンをつくったのですけれども、接種が進んでいない。これは国民の政府への不信感もあるようです。ロシアの場合、ワクチンはつくるよりも打つ方が難しいという状況のようです。

飯田)かつて自国通貨のルーブルよりも、タバコのマールボロの方が信用されたという話もありました。いろいろなことを国民が経験して来ただけに。

相良)政府への信頼と、ワクチン接種のスピードが関係して来る。日本がこれだけ早く打てたというのは、政府や地方自治体、医療従事者の方々など、みんなが頑張って取り組んだ結果だと思います。

「ワクチン・検査パッケージ」 〜どのようにして安心安全に経済を開いて行くか

飯田)次の局面として、ワクチンが普及したなかで経済を回したり、社会生活を営む上でどうして行くかという、新しい基準や分科会のありようなども考えて行かなければならないですよね。

相良)分科会が提言している「ワクチン・検査パッケージ」を、どう社会実装して行くのか。そこがこれからの課題になると思います。どのようにして安心安全に経済を開いて行くかというところですよね。

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