共産党とは「ともに戦ったのであればこそ、ともに再検討・見直しが必要」 〜立憲代表選立候補の泉健太氏

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月23日放送)に立憲民主党・泉健太政調会長が出演。代表選に立候補した理由、また野党合同ヒアリングや日本共産党との関係について語った。

【立憲民主党代表選候補者討論会】討論会で討論する泉健太氏=2021年11月22日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

立候補ありきではなく、党に求められていることを果たす役割と責任を感じたため

11月30日に投開票される立件民主党の代表選挙に立候補した逢坂誠二元総理補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣の4人が11月22日、日本記者クラブ主催の討論会に出席した。

飯田)11月23日の朝刊各紙その模様が詳しく載っているというところですが、今週は、この時間、立憲民主党の代表選挙に立候補された方々にインタビューをしております。11月22日は逢坂誠二さん、そして今回は泉健太政調会長と電話がつながっております。

以前政調会長にご就任されたときに、ニッポン放送でインタビューさせていただいたことがあります。あのときに、反対ばかりではなくて7割8割の法案賛成をしているし、対案もかなり出してやっていくのだということも泉さんおっしゃっていたと私記憶しているのですけれども、そこから1年経って、選挙も経ました。そのあたりというのは浸透してきましたか。

泉)党の政務調査会としてはかなり、40〜50本の法律を出してですね、一定の成果というのは出したかなと思います。ただ党のイメージというものを、全体的に変えるところまでは至っていなかったというところは大変反省をしております。

飯田)党の執行部として、代表と幹事長は辞任あるいは辞任方向ということになって、政調会長が今回立候補するということになりました。この辺、執行部としての責任みたいなものもありながら出馬に至ったというのは、いろいろ悩まれたところもあったと思うのですけれども、お気持ちお聞かせください。

泉)そうですね、最初から立候補ありきということではなく、いま党に求められていることはなんなのかということは随分悩みました。また多くの仲間たちと相談を致しました。そのなかで、1つは次の世代に託されたという局面であるということ、そして過去の経緯も知ったうえで、今後の党の改革が求められている、そして更には党の支持層をしっかりと拡大をさせていかなければいけない。そういった意味で私に役割が責任が与えられているのではないかということに至りました。

野党合同ヒヤリングはいったん取りやめる必要

泉)<党のイメージを変えること> 政治行動を変えるということによって、イメージを変えていくということであって、勝手に国民の皆さまがイメージを変えてくださるわけではないわけですね。ですから、党の側が、振る舞いを変えていくということを、積極的にやりましょうというところが私の考え方ですね。ですので、私はまず野党ヒヤリングの見直し、ということを訴えたのですね。

あるいは政策立案型ということをもっと発信していくべきだと。例えば予算委員会などもですね、確かに追及すべき時は必要なのですけれども。ともすれば自民党との戦いばかりを意識して、国民の皆さまに立憲民主党が例えば社会保障こういう政策を持っているとか、生活を守るためにこういう政策を打ち出しているということをどこまで浸透させることが出来たかというとどうしても、戦いのところに主軸が置かれていた部分があったと思うのですね。そういったところもイメージを変えるという本来の政策立案発信型ということをですね、行動として取り組むことによって、イメージを変えていくことが出来るのではないかと。そういう風に考えております。

(野党合同ヒアリングに)来ておられる官僚の方々は担当者であって、問題を起こした当事者ではないというわけですね。そういう方々に厳しい質問を繰り返すということはこれはやはりあり方としては間違っていると思いますので、党内で真相を究明するためのなんらかの仕組みを作りながらですね。いったんこの野党ヒヤリングというのは取りやめていかなければならないと思っています。

【衆院選2021 投開票】記者会見を行う、日本共産党の志位和夫委員長=2021年10月31日午後、東京都渋谷区 写真提供:産経新聞社

共産党との連携は、ともに再検討・見直しをしていく必要

泉)(日本共産党とは) 国会ではですね、お互いの様々な情報提供や情報収集も含めて、連携をしているところはあります。一方でこの選挙の反省点というところは、ともに戦ったのであればこそ、ともに再検討、見直しをしていかなければならないということであると思います。来るべき参議院選挙での一人区については与党対野党の1対1を目指すと。一本化を目指すというところは、政治の技術として必要だと思いますが、どういう訴え方が、国民の皆さまに理解をしていただける訴え方になるのかということについては、もう1度考え直していく必要があると思います。

飯田)それこそ安全保障の面などは、共産党と政策面でもかなり色が違うところがありますよね。その辺というのは独自の物を泉さんとしても打ち出していくということですか。

泉)私がというよりもですね、そもそも立憲民主党は日米安保を基軸とするという政党です。そういうなかで枝野さんも基本的にはそういうもの以外で共有できるところで政策協定というか、お互いに共通政策をつくり、そして今回選挙となったわけですが、やはり閣外協力とか、野党政権ということが、逆に強く打ち出されてしまいまして、その辺が共産党との連立政権なのかそうではないのかという意味での混乱を国民の皆さまに与えたのではないかと思っています。そこは基本的には立憲民主党自身として政権を担おうということでの戦いをしてきたという側面がありますので、これからも立憲民主党の政策ということを更に磨いて、政権を目指していくと。他党との協力についてはですね、まずは立憲民主党自身がもう1度体制を立て直すなかで、考えさせていただくということになると思います。

飯田)そうするとまずは単独で政権を担えるだけの政策を磨いていき、党勢も拡大していくというところがメインになっていくということになるわけですね。

泉)いまは総選挙直後ですので、次単独で政権を担うかどうかというところはまだ未定です。もちろん目指していくことではありますけれども、そう簡単なことではないと思っていますので、まずは単独で党を立て直していくということがまずは先に来るということで、党を立て直しながら、他党との関係がまた今後決まってくるであろうということですね。

消費ができる環境づくりが必要

飯田)泉さんは「普通の安心が得られる社会」という打ち出しをされてらっしゃいます。このコロナ渦で不安の募る方々もいっぱいいらっしゃいますが、例えば経済の面で、泉さんが独自にこれをやるのだというようなビジョン、プランはありますか。

泉)立憲民主党はこれまでも分配からの成長ということを訴えてきました。そういう意味では今回の困窮者向けの給付金は、実は生活非課税世帯には給付されるのですが、ワーキングプア層、年収が100万〜200万台の方々にはこの給付がいま対象外となっておりますので、ここについてはなんとしても実現をしていきたいと思っております。

飯田)分配が先入りすると経済が成長しないのではないかという批判が必ず出ますが、その辺はいかがですか。

泉)実は立憲民主党も成長分野についてはかなり言及はしてきていたのですね。当然グリーン、ライフ、そしてデジタル、様々な分野に関しての成長そのものはやっていくと。しかしいま仮に、小さな成長があったとしても、消費が伸びてこなかった事態もこれまでの現象でしたので、やはり消費を伸ばすということを忘れてはいけない。そのためには政府がですね、分配をしてでも消費ができる環境をつくっていくということが必要だと思っています。

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