北朝鮮拉致問題を解決するために「日本がするべきこと」

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月15日放送)に作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。北朝鮮による拉致問題について解説した。

【北朝鮮拉致問題 国際シンポジウム】国際シンポジウムの後、記者団の質問に応じた(左から)北朝鮮拉致被害者家族会の飯塚耕一郎さん、横田拓也さん、横田早紀江さん=2021年12月11日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

拉致被害者家族会 〜会の代表が2代続けて健康上の理由から退任

北朝鮮による拉致被害者の家族会代表を14年にわたって務めて来た田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんが体調不良から12月11日、代表を退いた。後任には横田めぐみさんの弟、横田拓也さんが就く人事が決まった。会の代表が2代続けて健康上の理由から退任されることになり、拉致問題の解決に一刻の猶予もないことを改めて示している。

飯田)横田めぐみさんのお父さまである、滋さんが代表を務めていらっしゃった。そのあとを飯塚繁雄さんが継ぎ、横田さんの弟さんである拓也さんにバトンが渡された。

青山)そもそも、拉致被害者の方々のご両親の世代から、兄弟、弟さんになるということ自体が、40年を超えて拉致被害者の方々を放ったらかしにしているということです。5人の方しか帰っていないという現実を、まざまざと表している。

飯田)そうですね。

青山)横田滋さんと有本嘉代子さんが亡くなったこともショックでしたが、飯塚さんが代表を退かれたことは心が痛みます。お歳ということだけではなく、政府に対する怒りを我慢して、それがお身体にも影響したのではないかと思います。

北朝鮮を支える中国共産党 〜相手にされない日本

青山)北朝鮮という存在を相手にしなければいけない。ただ、北朝鮮が本当の相手ではないところもあります。中国共産党が北朝鮮を支えているから、制裁をかけても、十全に効かないところもあります。しかし、相手があるのは政(まつりごと)、政治の場合はほとんどがそうですから、言い訳にはできません。

飯田)政治の場合。

青山)何もしていないのではないかという疑念が、ご家族の方々、家族会の方々、幹部であればあるほど感じる。水面下での動きがあることはあるのですが、正直に言うと、北朝鮮のような小さな破綻国家に、日本が相手にされていないところがあるのです。

飯田)相手にされていない。

青山)中国共産党という大きなスポンサーが後ろにいるからです。日本は中国を巻き込まなければいけないのですが、中国側から、それに対してつけ込んで来る動きもあるわけです。北京五輪が特にそうです。

飯田)北京冬季五輪。

青山)それも総合して行うのが政なので、言い訳にはできませんが。日本がいま抱えている課題のなかで、いちばん深刻なのが拉致問題だと思います。同胞であり、13歳で拉致された横田めぐみさんが、50代後半になるほどの月日が経ってもそのままになっているのです。

自衛隊が救出作戦の演習をするところを見せることも必要

飯田)我々の手で取り戻すために、青山さんが議員になる前からおっしゃっていたのは、日本の自衛隊の力、あるいは憲法を改正することによって掛かるプレッシャーの大きさの違い。向こうはそれを恐れているのだというお話もありました。

青山)安倍政権下で、私はやむを得ず国会議員になり、安倍さんと側近に、「私を特使で行かせてください」と交渉していたのです。しかし、交渉すればするほど、安倍政権側が硬くなって、「とても行かせられない」と。二元外交はできませんから、勝手に行くこともできない。でも、仮に特使で行ったとしても、それだけで解決するのではなく、自衛隊が救出作戦の演習をするところを見せるのも必要なことです。これはすぐできることなので、やるべきだと思います。

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