「仕事ができない人の典型」無駄に揉めて時間を使っただけの10万円給付金

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月22日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。12月21日に閉幕した臨時国会について解説した。

2021年12月21日、冒頭発言する岸田総理〜出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202112/21kaiken.html)

臨時国会閉会、岸田総理が会見

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カーリング会場に掲げられた北京冬季五輪とパラリンピックのエンブレム=2021年4月1日、北京(共同) 写真提供:共同通信社

揉めることで時間を無駄に使った

飯田)結局、手続き論ではなかなか攻められないから、「お宅の自治体は10万円をいきなり配るのであれば、あとから来る5万円はあげませんからね」という、いやがらせのようなことになっていますね。

高橋)とんでもない話です。あれは今回の補正予算の話で、「財源が違う」という言い方があるのですが。

飯田)そういう言い方をしていますよね。

高橋)それはあとで手続きすれば、文句を言われないような話です。結果的には自由になったというわけでしょう。「紛争処理をしたらまず負ける」ということはすぐわかります。先に「自治体の自由」と決めて、すぐやればいいのではないかと思いました。1週間以上も揉めて、時間を無駄に使ったというパターンです。

飯田)12月の2週目くらいに、「10万円の現金一括もあり」という話が出て来た。地方自治体からすると「もう5万で準備してしまったから、ひっくり返すのは無理だよ」ということにもなりました。

高橋)手順が悪い人がいるではないですか。「その人と一緒に仕事をするのは大変だな」と思いますよね。

外交ボイコット 〜実務担当者が実務対応すればいいだけの話

飯田)今後の危機管理などについてはどうなのでしょうか?

高橋)「外交ボイコット」も簡単な話です。古典的な外交だと、東京五輪に来た中国の方の「お返し」という形だから、同等レベルの人が行けばいいのです。

飯田)高橋さんは「課長レベルか局長レベルでいい」とおっしゃっていました。

高橋)要するに「実務担当者で実務対応する」というだけのことです。政治的な色合いは抜きにして、実務能力のある人が行った方がいい。中国も東京五輪のときには、実務対応能力のある人が来ているのだから、それでいいのです。

飯田)実務能力のある人が。

高橋)何も考えることはありません。こんなことは、先に言った方が簡単なのです。そういうことをすぐ判断できない人なのかなと、意思決定を見ていて思います。「熟慮」などと言っていますが、熟慮することではありません。

飯田)「国益を鑑みて」、「総合的に勘案して」という話が出ています。

高橋)古典外交なら、「中国と同じような対応で実務対応します」で終わってしまうことです。最後は「来年(2022年)の日中国交正常化50周年」などと言ってしまうでしょう。余計なことですよ。何も言わずに「実務対応します」でいいのです。

飯田)こういうことを言うと、「日中国交正常化」とも結びつけられてしまうということですか?

高橋)全部結びつけられてしまうでしょう。そうなれば、スッキリした答えは出ないですよ。

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