中国当局が邦人男性拘束 「日本政府は日本人の人命救助にもっと本気になるべき」辛坊治郎が憤慨

キャスターの辛坊治郎氏が2月17日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。2014年以来続く中国当局による日本人拘束について解説した。

中華人民共和国 国旗

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中国の上海市で2021年12月、50代の日本人男性が中国当局に拘束されていたことが分かった。具体的な拘束理由は不明だがスパイ行為に関与した疑いがもたれているとみられている。

辛坊)また中国で日本人男性スパイ容疑ですかね。

飯田)はい。

辛坊)拘束されたということで。この2年ぐらいスパイで拘束される日本人というのがいなかったのですけれど。やはり2年ぶりぐらいですね。2014年に中国で反スパイ法というのが施行されて、その後日本人15人前後が拘束されています。実は2月17日もうひとつニュースがありまして、拘束されていたうちの1人が亡くなったらしいですね。

飯田)はい。

辛坊)2015年6月に北京で拘束されて2018年の12月に懲役12年の判決を受けて服役中だった70代の日本人男性について、中国当局から病死したとの連絡があったと松野官房長官が明らかにしたということです。

飯田)7日にということだそうです。10日前に。

辛坊)中国のこの手の刑事裁判は公開法廷でやるわけではないから、本当にスパイしているかどうかなどわからないし、弁護のしようがないというか。

飯田)そうなのですよね。

辛坊)これがアメリカ人とかなら、もう少し政府が力を入れて救出とかしますよね、普通。

飯田)そうなのですよ。今回は上海の日本総領事が対応しているそうなのですけれども、まだ領事面会も行われておらず、中国に実施を求めているところだという話です。12月に起こっているわけですよね。2カ月経っている。

辛坊)その間外務省が知らなかったというわけでは絶対にないですよね。

飯田)はい。12月の時点で日本側の上海の総領事館に対して通報があったということなので、もう12月には把握しているのですよ。

1日、中国・北京の天安門広場で開かれた中国共産党創立100年を記念する式典で演説し、拳を突き上げる習近平党総書記(国家主席)[中国政府のニュースサイト「中国網」の中継動画より]=2021年7月1日 写真提供:時事通信

1日、中国・北京の天安門広場で開かれた中国共産党創立100年を記念する式典で演説し、拳を突き上げる習近平党総書記(国家主席)[中国政府のニュースサイト「中国網」の中継動画より]=2021年7月1日 写真提供:時事通信

辛坊)それで、この2014年の「反スパイ法」施行以降日本人十何人が拘束されているわけだけれど、本当にひどい例がたくさんあります。これも当時話題になりましたけれど、日本の温泉の専門家が地元の自治体に地質調査をしてほしいと中国から呼ばれて行った人間が地質調査していたら、勝手に地面の中を調べたというのです。おたくの自治体に頼まれて温泉掘りに行っていただけなのに、地質調査会社の人間が続々と6人ぐらい逮捕されていたのです。むちゃくちゃですよ、これは。そして公開法廷ではないから、中国がこいつはスパイだと認定したら「はい、懲役12年」という。結果70代の男性は刑務所の中で亡くなってしまう。日本政府は日本人の人命救助にもう少し本気にならないといけない。

飯田)それこそ華為技術(ファーウェイ)の副社長がカナダで拘束されたときに。報復のようにしてカナダ人2人が拘束されましたが、即座に名前を出してやっていたのと対照的ですね。いまも、名前も出ていないですし。

辛坊)どこの誰かもわからないという。

飯田)亡くなった方に関してもそうなのです。

辛坊)どこの誰が何の容疑でとか。まともな刑事プロセスが期待できないのであれば、やはり日本もいろいろな手立てで救出する方法を考えないといけない。

飯田)はい。

辛坊)海外へ行って殺人を犯しましたみたいなものと同じような扱いされてしまうのは少し酷いですよね。これは放置する話ではないだろう。

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