制空権を巡る「ドローン戦争」 善戦するウクライナに対して押されるロシアの「弱点」

安全保障アナリストで、ドローンと3Dプリンターの研究の専門家、慶應義塾大学SFC研究所上席所員の部谷直亮(ひだに・なおあき)氏が3月23日、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』(朝6時〜)に出演。ロシアとウクライナの制空権を巡るドローン戦争について解説した。

US Switchblade Kamikaze Drones Delivered To Ukraine  ★Undated handout image of a Switchblade drone. The United States is reportedly sending “kamikaze“ drones to Ukraine, as part of a new $ 800 billion (?¬ 722 billion) weapons package to help the country fight off Russia?s invasion. The package will include 100 “tactical“ unmanned drones, which US officials speaking on condition of anonymity say are Switchblades – small ?suicide? drones that explode on impact. The Switchblade is basically a single-use drone that?s small enough to fit in a backpack, cruises at around 100 km/h and carries cameras, guidance systems and explosives to dive-bomb into its target. Unlike most weapons, the Switchblade can also disengage or abort a mission at any time, and then recommit to another target depending on what the operator commands. This aims to ensure that strikes are precise and can be called off at the very last minute if they endanger civilians or prop=2022年3月18日 ABACA/共同通信イメージズ

2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始から1か月を前に、ウクライナに対するロシア軍の侵攻が停滞していることについて、安全保障アナリストでドローン研究の専門家、慶應義塾大学SFC研究所上席所員の部谷直亮(ひだに・なおあき)氏が今日23日の同番組に出演、その理由を解説した。

ロシア・ウクライナの争いはドローン戦争の様相を呈している。部谷氏は、「一言で、ウクライナ軍のドローン部隊が健闘し、ロシアがてこずっている」と述べた。「ウクライナが使用しているドローンはトルコ製やウクライナ国産であるが、民生機も多い。民生機でも偵察、火炎瓶などでの攻撃を行うことが出来、ウクライナ軍はこうした訓練をしていた。またドローンを所有している者が軍に駆り出され、ドローン部隊を形成している」とウクライナのドローン戦術について解説した。

部谷直亮氏

一方のロシアはどうか。部谷氏は「ロシアのドローンは旧式で、ウクライナのものに対して小型、バッテリーに苦労している」といった弱点を指摘。「これまでの戦争はジェット戦闘機による制空権の争いだったが、ドローンの出現、もしくはドローン同士の戦いが主戦となることで『制空権自体の定義』が覆されることになるだろう」と分析した。

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