防衛から攻撃へ ゼレンスキー大統領が求める「武器」が変わってきた  取材記者現地レポート

ウクライナの国営通信社ウクルインフォルム通信編集者・平野高志が4月5日(火)、ニッポン放送 『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ウクライナ情勢が第二局面を迎えている現状をレポートした。

2022年4月4日、ウクライナの首都キーウ近郊ブチャで、報道陣に話をするゼレンスキー大統領(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社


日本時間の4月4日(月)、ウクライナ当局は首都キーウ近郊のブチャなどで、400人を超す市民の遺体が見つかったと発表。このことをウクライナの人々がどう受け止めているか聞かれた平野は「衝撃ですよね。1カ月近く占領されている間は情報が入って来なかった。とんでもないことが起こっていた。今、占領されている地域でもブチャと同じことが起きているのではと考えると胸が苦しくなる」と語った。

続けて、平野は局面が変わっている状況を示すものとして2つの点を挙げた。ひとつは情報の出し方。「ウクライナ政府はロシアからのミサイル攻撃の着弾した瞬間の写真や映像をアップロードするなと国民に向けて発信している。映像がアップされるとロシア側に対してミサイルの精度を教えてしまうので、これはロシアを利する行為。戦争が始まった当初はアップロードされていたが、いまはミサイルが着弾してもどんな被害が出ているか映像では伝わらなくなった」と語った。

平野高志氏

もうひとつ、ウクライナのゼレンスキー大統領が求めるものが変わってきたと平野は語る。「最近は戦車、航空機、長距離の火砲を求めるようになった。侵略が始まった当初はスティンガーやジャベリンなど、待ち伏せをして撃ち落とす防衛用の武器だった。戦車は攻めるための武器で、ウクライナが南部や東部を取り戻すため、当初とは違うものを求めるようになっている」と語り、戦いが第二局面になってきていると分析した。

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