日本への報復としての北海道侵攻は「非現実的」 その背景にあるロシア軍の現況

ロシア政治に詳しい慶應義塾大学教授の廣瀬陽子が4月8日(金)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ロシアの国家議員が主張した「北海道の主権はロシア」という暴論について、独自の見解を述べた。

epa09187039 Russian President Vladimir Putin attends a wreath laying ceremony at the Tomb of the Unknown Soldier near the Kremlin wall after the Victory Day military parade in Moscow, Russia, 09 May 2021. Russia holds its Victory Day parade annually on 09 May to mark the surrender of Nazi Germany in 1945. EPA/MIKHAIL METZEL/ KREMLIN POOL/SPUTNIK MANDATORY CREDIT EPA=時事 写真提供:時事通信


ロシアのウクライナ侵攻に対して、日本も制裁措置を次々と打ち出す中、ロシアの国会議員から、(日本への報復措置として)「北海道の全権はロシアにある」という発言が飛び出した。この暴論とも言える発言に対して、ロシア・東欧政治の専門家、慶應義塾大学教授の廣瀬陽子が解説した。

慶應義塾大学総合政策学部教授 廣瀬陽子氏

廣瀬はまず「第二次世界大戦の後、ロシア(ソ連)のスターリンが北海道の半分をとろうとしていたという説はあったが、今回のウクライナ情勢の苦戦から見て、それは非現実的」と指摘した。続けて、「今、ロシアが仮に北海道にということになれば、アメリカも日米同盟を発動して、米軍が入ってくる可能性が高い。そういうところに手薄な極東の軍をロシアが回せるとは思えない。軍事的にロシアも火がついているので、そういったラディカルな発言が出てしまったのかもしれないが、現実味は薄いと思う」と専門家の立場から解説した。

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