「クアッド」に神経を尖らせている中国 識者が示すその『証拠』

中国出身で日本に帰化した評論家、石平氏が5月25日(水)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。前日に行われた「QUAD(クアッド)首脳会合」ついて、ロシアと爆撃機を飛ばすなど激しく反応した中国の受け止め方や、加盟国の今後などについて解説した。

習近平氏、辛亥革命110周年記念大会で重要演説(北京=新華社記者/申宏)=2021(令和3)年10月10日 新華社/共同通信イメージズ 写真提供:共同通信社

『飯田浩司のOK! Cozy up!』月曜日〜金曜日 6時〜8時生放送

日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合が前日、総理官邸で対面式で開かれ、共同声明が発表された。共同声明では、中国を念頭に、現状を変更し、地域の緊張を高めるあらゆる威圧的で一方的な行動に強く反対。また、4か国の首脳が「包括的で強靭な自由で開かれたインド太平洋」への揺るがない関与を新たにすると表明した。

ロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席(ブラジル・ブラジリア) EPA=時事 写真提供:時事通信

これに対して中国はどう反応したのか。評論家の石平氏は「クアッドについて、中国は神経を尖らせている」としたうえで、「クアッド前日、バイデン大統領が”台湾の防衛に軍事的に関与するとの考えを示した“ことについては反応しなかったのに、クアッドについては、中国軍とロシア軍の爆撃機が日本列島を周回する形で編隊飛行を行ったことがその証拠」とした。

石平氏

さらに、石平氏は「クアッドはそろそろ、NATOのような具体的な安全保障の枠組みに進まないといけないのではないか。中国はこうした強固な枠組みに変化していくことを恐れている」と語った。スタジオのコメンテーター、数量政策学者の高橋洋一氏が「『AUKUS』(オーカス)、『QUAD』(クアッド)、『ファイブアイズ』の枠組みを『3・4・5』と呼んでいるが、その構成国と日本は関わりを持ち、対中包囲網の要になっている」と指摘。石平氏はこれに同意した上で、「中国は“自由で開かれたインド太平洋”を唱えた安倍元総理を下に見ているところがあった。枠組みが目の前に出来上がってしまったことは中国にとって大いなる誤算だ」と指摘した。

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