辛坊治郎「ふざけるな」新たな利権化を危惧 寒冷地小型船スライダー付き救命いかだ搭載義務化方針で

辛坊治郎が5月30日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。寒冷地を航行する小型旅客船へのスライダー付き救命いかだ搭載を義務化する国の方針を「ふざけるな」と痛烈に批判した。

※イメージ ウトロ漁港とプユニ岬

番組では、まず日本における自動車や船舶の検査や免許の制度について触れた。車や船の検査制度について辛坊は、「安全のために必要だという意見は当然あります。一方で昔から、これは国土交通省の利権なんじゃないのという意見もあります」と話し、「私はどっちかというと後ろの解釈の立場です」と表明。そのうえで、特に個人のレジャー目的で使用されることが多い小型船舶については「自己責任のニュアンスが強い分野」だとして、国の検査が義務付けられている国は世界的に珍しいと指摘。さらに、自己責任で操縦されるべきとするプレジャーボートと、まったく船舶に関する知識がない乗客を多数乗せて運航する旅客船が、同じ検査や免許制度のなかにあることにも疑問を呈した。辛坊自身が保有している1級小型船舶操縦士であれば、1日講習を受けるだけで今回北海道知床沖で事故を起こした観光船の船長ができると解説。本来、別々の法制度のもとにあるべきなのに、根幹の制度が同じことに対して「いかにいい加減か」と語った。

また、北海道知床観光船沈没事故後、辛坊は寒冷地を航行する小型船舶に救命いかだの設置を義務化すべきだと度々提言してきた。だが今回、国土交通省がスライダー付き救命いかだを新たに開発し、設置の義務化をする方針を示したことについて「そのためにスライダー付きの新しい製品をこれから開発させますって…はっきり言うけど、日本の国土交通省認定の救命いかだって、とんでもなく高いんだよ。世界の標準からすると。利権そのものじゃないのかと。さらに今から開発する?ふざけるな」と批判した。辛坊はこれまでにも、性能や耐久性が同等以上で安価な市販品があっても国が認定した船舶備品でなければ、国の船舶検査に合格することができないと話している。

関連記事(外部サイト)