「戦っている相手の顔を晒す」驚きのハイブリッド戦争 ウクライナ侵略での「AI顔認証」

地政学・戦略学者の奥山真司が5月31日(火)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ウクライナ侵略における顔認証の使われ方について解説した。

※イメージ


ウクライナ国防省は今年の3月、アメリカのAIベンチャー企業、クリアビューAI社の顔認識技術を導入すると発表。クリアビューAI社がウクライナ側に無償提供を打診し、ウクライナ側がこれに応じた。一部報道では戦死したロシア兵の顔をAIで識別し遺族に知らせているという。

奥山氏によるとまず戦死したロシア兵の写真をスマートフォンで撮影し、ニューヨークに本社のあるクリアビューAI社で何億枚とある写真と照合すると数十秒で誰だか特定。さらにその後、ロシアのSNSのサイトでその兵士と繋がりを持つ家族や親戚、友人を見つけ出し、ウクライナ側は遺体の写真と「これ、あなたの息子さんですよね。」「これ、あなたのお友達ですよね」というメッセージを送る。あわせて「戦争が終わったら遺体を引き取りに来るように」と伝えるという。これに対しおよそ8割が「ふざけるな」という敵対的な反応だが、残り2割は「ありがとうございます」と感謝のメッセージが返信されるとのこと。

奥山真司氏

奥山氏は「今回のウクライナ侵略での革新的なテクノロジーは、ドローンなど様々あるが、何よりも個人レベルまで戦争が入り込んできていることだ」と指摘。「戦っている人の顔を晒すとは驚きだ」と語った。

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