マクドナルドがある国同士は戦争しない? マックのロシア撤退は、ウクライナ侵攻の象徴

防衛省防衛研究所 防衛政策研究室長の高橋杉雄氏が6月14日、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ロシアから撤退した「マクドナルド」の元店舗への、ロシア資本によるハンバーガーチェーンのオープンについて解説した。

Russia Economy Sanctions 09.06.2022 Employees covers a sign of the McDonald‘s fast food restaurant at the facade of the building in Novosibirsk, Russia. The first 15 outlets of the new McDonald‘s will open in Moscow and the Moscow region on June 12. McDonald‘s suspended operation of all 850 of its restaurants in Russia on March 14, shortly after the start of Russian special military operation in Ukraine. Alexandr Kryazhev / Sputnik、クレジット:Sputnik/共同通信イメージズ 写真提供:共同通信社

『飯田浩司のOK! Cozy up!』月曜日〜金曜日 6時〜8時 生放送

ウクライナ侵攻を受け、ロシアから撤退した「マクドナルド」の元店舗に、ロシア資本によるハンバーガーチェーンがオープンしたニュースを受け、「マクドナルドのロシア撤退」の意味を問われた高橋杉雄氏は「マクドナルドがある国同士は戦争したことがない」と言われてきたことを紹介。

高橋氏は「これはマクドナルドが世界を平和にするというわけではなく、マクドナルドが出店する国は安定的な民主主義体制。そういう国同士は戦争しない」と解説。続けて、「それを一番最初に破ったのは2008年のロシアのジョージア侵攻だった。そして今回も破られた。単に破られただけではなく、マクドナルドがロシアから撤退した。マクドナルドが裏付けていたロシアの平和みたいなものが、マクドナルドが撤退するほど、ロシアは変わってしまったことを物語っている」と分析した。

そして今後の情勢について高橋氏は「まだ100日ちょっとしか経っていない。100日ちょっとで終わった戦争はそんなに多くはない。両軍の兵力は30万近くになっている。それだけの大戦争が簡単に終わるわけはない。これまでの100日間を見ると、それぞれが大きな勝利をおさめようとした局面はあった。しかしその都度、相手側が反応して大勝利できていない。戦争には相手がいて、一方が勝ちそうになると防ごうとする。この形が続くとすると、ある程度の膠着状態になっていくのではないか。そうなると年単位で続いていくのは十分にありえる話」と述べた。

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