宇宙飛行士より民間人が宇宙へ行く時代!? 最新の宇宙旅行事情とは

土田晃之がパーソナリティ、新内眞衣がパートナーを務めるラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送・毎週日曜12時〜)の6月26日(日)の放送の中で、近年、ニュースなどでも目にする機会の増えた“民間人の宇宙旅行”について専門家の解説を交えて深掘りする一幕があった。

世界初の民間人のみの地球周回飛行に搭乗した4人(左から)クリス・センブロスキーさん、サイアン・プロクターさん、船長のジャレッド・アイザックマンさん、ヘイリー・アルセノーさん Photo by Inspiration4/John Kraus via ABACAPRESS.COM=2021年9月12日 ABACA/共同通信イメージズ

同番組内で放送中のコーナー『宇宙のへそ』では、毎週、つい「へーそーなんだ!」と言いたくなる宇宙ニュースや宇宙雑学を紹介しているが、この日は、気球での宇宙旅行サービスの提供を目指す企業がハムスターを成層圏まで打ち上げ、無事に帰還させたニュースをきっかけに最新の宇宙旅行事情を取り上げた。

番組では宇宙ビジネスコンサルタントとして多くのメディアに出演している『スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社』の大貫美鈴氏が電話出演し、宇宙旅行の種類や金額などの現状について解説した。大貫氏曰く、民間人の宇宙旅行は去年から最盛期を迎えているようで――

新内:民間人の“宇宙旅行”って今、どのくらいまで現実的なものになっているんですか?

大貫:実は、去年は2回目の“宇宙旅行元年”と言われるほど、民間人を含めて多くの人が宇宙に行った年になりました。1回目の“宇宙旅行元年”は2001年からで、国際宇宙ステーションに7人が行っていたんですけども、去年は爆発的に何十人もの人が宇宙に行ったということで、パッと計算しても、宇宙飛行士よりも民間人が宇宙旅行で行った数の方が多い年でした。

新内:そんなにたくさんの方が(宇宙に)行っているんですね。

土田:2回目の“元年”というのがよく分かりませんでしたけど、つまり、第1期の宇宙旅行元年が(2001年に)あって、いま第2期が始まっているということなんですね?

大貫:2期です!その通りです!

第2の宇宙旅行元年とされる2021年は、実業家の前澤友作氏が日本の民間人として始めて国際宇宙ステーションに滞在したことも大きな話題になったが、そもそも“宇宙”の定義や“宇宙旅行”の種類はどうなっているのか――

土田:宇宙旅行の定義もありますよね。成層圏まで行くとか、どこまで行くのかにもよるじゃないですか?

新内:大気圏を突破するかにも多分よると思うんですけども。

大貫:(宇宙の定義については)一般的に国際的に決まってるのは(上空)100kmを超えたら宇宙というような言い方もあるんですが、宇宙旅行には二種類ありまして、宇宙と言われる高度まで到達して、タッチして戻ってくる“弾道旅行”――サブオービタルみたいな弾道飛行の宇宙旅行、もう一つは、地球の周回軌道まで到達して、軌道を何周もしたり、あるいは宇宙ステーションに寄ったり、将来的には、宇宙ホテルに寄ったりする軌道旅行の2種類ありますね。

「行けるものなら行ってみたい」と考える人も多い宇宙旅行だが、気になるのはそのお値段。「弾道旅行」と「軌道旅行」、それぞれどれくらいの費用が必要なのか――

新内:ちなみに今、宇宙旅行ってどれくらいお金が掛かるんですか?

大貫:一瞬だけ宇宙に行ってタッチして帰ってくるサブオービタル(弾道旅行)の方は数千万円。

土田:それでも数千万円(も必要)なんですね!

大貫:もう一つの軌道に入って周回したり、宇宙ステーションに寄る「軌道旅行」の方は、数十億円、と2桁の違いがあります。

土田:さらにちょっと桁を変えてもらって、数十万で行けるようになってもらわないと。

宇宙旅行について土田は「海外に旅行するのと同じくらいの感覚にして貰わないと」と願望を漏らしたが、これについて大貫氏は、今後さらに民間人が宇宙に行くようになれば「(いずれ)定常運行で、1日の中でも午前と午後に(宇宙船が)飛んだり、1週間に何回も飛ぶようになると、ガクッと値段が下がる可能性もあります」と将来的に誰もが宇宙旅行に行ける可能性を示唆した。

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