コロナワクチン4回目接種 メリット、デメリットは? 感染症の専門家が解説

感染症を専門とする川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦氏が20日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に電話出演。新型コロナウイルスのワクチン4回目接種のメリット、デメリットについて、辛坊が岡部氏に聞いた。

新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を受ける女性(右) =2022年5月25日午前、東京都港区 写真提供:産経新聞社

辛坊)新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA.5」に対して、ワクチンを4回打つことのメリット、デメリットについて、岡部先生はどうお考えですか。

岡部)重症化を予防するという意味では論理的なメリットはあります。しかし、データとしてはまだ出てこないです。デメリットとしては、「回数を打つのが嫌だ」「効かなかった場合、もったいない」と考える人もいるでしょう。ただ、「もし打たなかったら?」と考えた場合、勉強に例えるなら「復習するか、しないか?」と同様のことであり、そこにメリットを感じるか感じないかということと同じといえます。

辛坊)なるほど。こうした専門家の見解はとても大切です。やはり、そうしたことを1つ1つ重ねていき、後は、それぞれの人の判断になるわけですね。中には、「どうしても痛いのが嫌だ」という人もいるわけですから。

岡部)そうした個々の考えは尊重しないといけないと思います。単純に「嫌だ」というだけではなく、「不安だ」「意味がない」と考える人もいます。

辛坊)岡部先生の個人的な意見で、ズバッと言っていただきたいことがあります。私の知人の中には、「確かにワクチンを打つとコロナには効くだろうと思うんだけど、他の病気にかかりやすくなるリスクはない?」と疑っている人もいるんですが、先生はどう考えますか。

岡部)他の病気にかかりやすくなるということはないと思いますよ。他の病気というものを具体的に何をイメージしているかは分かりませんが…。

辛坊)例えば最近、帯状疱が多発したり、サル痘があちらこちらで確認されたりしています。これまでは、感染症としてそれほど騒がれてこなかったですよね。それが最近、クローズアップされる傾向にあります。因果関係はどうなんでしょうか。

岡部)サル痘との因果関係はないです。帯状疱疹については、コロナワクチンによる影響の有無は医学的にはまだ解明できていません。ただ、病気にかかると免疫機能が落ちます。帯状疱疹はストレスがかかると出やすので、病気にかかること自体はストレスですから、そうであれば出やすいということはあり得ると思います。

辛坊)よく分かりました。

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