ロシアの国際宇宙ステーション撤退は「当然の成り行き」

数量政策学者の高橋洋一が7月27日、ニッポン放送「新行市佳のOK! Cozy up!」に出演。ロシアの国際宇宙ステーションからの撤退について解説した。

モスクワのクレムリンで、ベラルーシ大統領との共同記者会見に臨むロシアのプーチン大統領(ロシア・モスクワ) AFP=時事 写真提供:時事通信

ロシアが国際宇宙ステーション撤退へ 〜軍事に直結する宇宙ステーションは民主主義国家と非民主主義国家の間で一緒にすることは難しい

新行)春日部市にお住まいの“アザミ”さんから、「ロシアの国際宇宙ステーション撤退を、国営企業の社長が表明したようですが、これはどうなのですか?」とご意見をいただきました。

高橋)ロシアが撤退するのは、普通と言えば普通ですね。こういうものを「デカップリング」と言うのだけれど、民主主義国と非民主主義国の間では、戦争の話が出やすいでしょう。そうすると、お互いに経済のところは分かれるのです。特に宇宙ステーションは軍事に直結するので、一緒にやりにくい分野なのです。

新行)「一緒に」というわけにはいかないということですか?

高橋)普通の経済取引でもデカップリングすることがありますが、軍事により近いところでは、さらにデカップリングします。宇宙はその最たるものです。

宇宙ステーションと地球の往復にも影響

新行)国際宇宙ステーションと地球の往復には、ロシアの宇宙船ソユーズも使われていますが、ロシアの離脱は今後への影響も出てきますか?

高橋)影響は出ますけれども、西側諸国にもシャトルなどがあります。宇宙の話はほとんどが軍事に直結しているので、一緒にやることは難しくなります。

ロシアは中国が独自に進める宇宙ステーションと組むのか

新行)中国が独自に宇宙ステーションをつくり始めているので、そこと手を組むのでしょうか?

高橋)それはそうですよ。1つの国でやるのが大変であることは間違いありません。中国とロシアもそれぞれがやるのは大変だから、非民主主義国同士で手を組むのはごく自然な話です。

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