萩生田光一氏の政調会長起用は「安倍元総理の意向」だった

ジャーナリストの須田慎一郎が8月15日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。岸田改造内閣の政調会長人事について解説した。

参院予算委員会に臨む萩生田光一文科相と安倍晋三首相(手前)=2020年3月4日午後、国会・参院第1委員会室 写真提供:産経新聞社

政調会長に萩生田光一氏、経済安全保障担当大臣に高市早苗氏、経済産業大臣に西村康稔氏

飯田)第2次岸田改造内閣が8月10日に発足というニュースがありました。役員人事も含めてですが、顔ぶれをみていかがですか?

須田)閣僚人事プラス党役員人事をワンセットで考えると、私が最も注目したのは政調会長人事です。

飯田)萩生田さんですか。

須田)萩生田さんです。萩生田さんが政調会長になって、高市さんが経済安全保障担当大臣にシフトした。そして経済産業大臣には西村康稔さんが就かれるという、この3つのポイントに注目していただきたいのです。

飯田)3つのポイント。

政調会長人事は安倍元総理の意向

須田)大前提として、政調会長人事は安倍さんの意向だったのですよ。

飯田)そうなのですね。

須田)実は高市さんが政調会長を外されるのではないかという話は、2022年6月くらいから自民党内に根強く流れていて、おそらく参議院選挙後には交代するのではないかと言われていました。ただ参議院選挙には負けないだろうから、茂木幹事長は留任として、他の党三役のうち二役は交代するのではないかと言われていました。高市さんは茂木さんとの折り合いが悪く、加えて積極財政派のある種トップリーダーのような形で立っていたものですから、財務省からも目をつけられていて、財務省にすれば目の上のたんこぶだったのです。

飯田)財務省にすれば。

須田)ですから交代は必須の状況になっていました。安倍さんの側近のある議員が、安倍さんに聞いたのです。「後任は誰がいいですかね。安倍さんは意中の人はいますか?」と。もちろん、あれだけ長く総理を務めた方だから、「この人とこの人」と名前を言うわけにはいかないけれども、いろいろとやりとりをしているなかで安倍さんの思うところがわかってきたということです。

候補は萩生田氏と西村氏

須田)そうすると1人は萩生田さん、もう1人が西村さんだった。6月時点の話です。ところが、西村さんは自らの勉強会も開いているのですが、勉強会の講師に中空麻奈さんを呼んでいるのです。この方は大胆な金融緩和に関して否定的な人です。いまの「黒田バズーカ」に対しても否定的な人で、その人を呼んだということは「西村さんが政調会長になるとアベノミクス否定になるのではないか」というところで、萩生田さんが就いたという流れです。

飯田)なるほど。

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