8月収穫の「つがる」などリンゴ農家が被害に 記録的な大雨を記録した青森

共同通信社・青森支局の鈴木記者が8月15日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。8月9日からの記録的な大雨が続く青森県の現状について語った。

倉庫内にたまった泥をかきだす作業に追われる住民=2022年8月10日午後0時4分、青森県鰺ケ沢町 写真提供:産経新聞社

青森県、8月8日〜12日で8月1ヵ月分の降水量の倍以上を記録

青森県で8月9日から続いた大雨の被害は、平年の8月1ヵ月分を上回る記録的な大雨が降り続き、川の氾濫や住宅への浸水、農地への被害などが発生した。人的被害については報告されていない。

飯田)青森の現状はいかがですか?

鈴木)8月8日午前0時〜12日昼まで、8月の降水量の倍を超えるような量の雨が降る地域も多くありました。14日〜15日は比較的天気はいいのですけれども、気象庁によると、15日あるいは16日にまた雨が降るという予想もあります。

飯田)8〜12日ということは、1週間ほどずっと降り続いていたという感じになるわけですね。

鈴木)特に青森県の左側半分である津軽地方で、雨が強い状況になっていました。

8月収穫のリンゴ「つがる」が被害に 〜泥をかぶり、売りものにならない

飯田)9日も記録的な大雨だったそうですが、鈴木さんご自身もさまざまなところへ取材に行かれたのですか?

鈴木)青森県の津軽平野を南から北に向かって流れる岩木川の沿線を主に取材していたのですが、そこではリンゴ園が冠水するなどの被害が出ていました。

飯田)これから収穫というところですか?

鈴木)8月が収穫のメインとなる「つがる」などの品種が、まさにこれからということでした。色付いているものも水没してしまったという状況です。

飯田)農家の方々は頭を抱えますよね。

鈴木)水が引き始めているということですが、果実は残っていても泥をかぶってしまって、売りものにならないそうです。

飯田)下に落ちて泥をかぶると、真っ赤で美味しそうでも市場には出せないということになってしまうわけですか?

鈴木)仮に出しても、値段がほぼつけられないだろうというような状態だそうです。

山の方のリンゴ園は被害が少ない

飯田)被害は相当な範囲に及びそうですか?

鈴木)ただ今回、被害を受けたリンゴ園のほとんどが岩木川流域の河川敷の内側にあるような場合が多く、弘前市などの津軽地方では、それ以外で山の方にもリンゴ園があります。そちらの方は、被害がないということはないと思いますが、比較的軽微であるようです。

飯田)かつて、台風が通過したときにリンゴ台風などと言われ、ほとんどのリンゴを落としてしまったということがありました。今回はそういう被害とは少し違いそうですか?

鈴木)岩木川流域で取材した農家さんも、リンゴ台風のときは川沿いだろうが山の方だろうが、すべてが被害を受けたということをおっしゃっていました。今回は岩木川沿いだけだから、まだ何とかなりそうだということです。

今後も注意が必要

飯田)ただ、これから雨が続く可能性もあるということですよね?

鈴木)その予想があります。

飯田)まだまだ警戒を怠ってはいけないわけですか?

鈴木)先日行われた弘前市の防災会議でも、それほど多くない雨でも地盤が緩んでいるところがあるため、注意が必要とのことでした。

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