褒められていた商品だが「実態は全く違った」 「うまい棒」製造会社の長時間労働疑いで辛坊治郎が指摘

キャスターの辛坊治郎が8月23日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。10円から12円に値上げされて話題になったスナック菓子「うまい棒」の製造会社とその社長が労働基準法違反の疑いで書類送検されたことに触れ、「実態は全く違った」と指摘した。

うまい棒 2022年1月25日、東京(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

常総労働基準監督署が22日、違法な長時間労働があったとして、スナック菓子「うまい棒」などの製造会社「リスカ」とその社長を労働基準法違反の疑いで水戸地検下妻支部に書類送検した。

辛坊)うまい棒は今年、それまでの1本10円が12円に値上げされ、ニュースになりました。そのときは、「40年以上も値上げせずに頑張っていたんだから、2円ぐらいの値上げは勘弁してあげましょう」というようなニュアンスで報道されていましたよね。でも、今回のニュースも踏まえると、「従業員にかなり無理な労働を強いた上での値段だったんじゃないか」と受け取れるわけですよ。ということは、まさに、日本のデフレ構造というか、労働者をひどい目に合わせることで安く物を売っていたということになります。

さらに、このうまい棒を製造する会社の社長は、地元では有名な高額納税者番付上位の常連です。つまり、経営者がものすごく儲かっている裏で、従業員は違法な長時間労働をさせられ、それで安い値段で物を作って売っていたことになります。にもかかわらず、「40年以上も値上げせず頑張ってきた、うまい棒は偉い!」と以前の報道ではほめられていたんですよ。全体の構造をよく見てみたら、実態は全く違ったわけです。

このことから分かるのは、一般的なものの見方というものがどこまで正しいかということには注意が必要だということです。物事の本質に気がつくきっかけになったという意味では、このニュースは非常に重要だという気がします。

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