「岸田政権は何をやるにしても遅い」 “全数把握見直し”表明見通しで辛坊治郎苦言

キャスターの辛坊治郎が8月23日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。岸田文雄首相が24日、新型コロナウイルス感染者の全数把握見直しや水際対策の緩和について表明する見通しとなったことについて、「ようやくか!」と苦言を呈した。

岸田総理の新型コロナウイルス感染症の罹患等についての会見  記者の質問に答える岸田総理 2022年8月22日 〜首相官邸HPより https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202208/22bura.html

新型コロナウイルス感染者の全数把握見直しをめぐり、医師が患者情報を届け出る対象を高齢者など重症化リスクのある人に限定する案を政府が検討していることが22日、分かった。政府関係者によると、岸田文雄首相は24日にも全数把握の見直しや水際対策の緩和について表明する方向で調整している。

辛坊)全数把握直しに関しては、イギリスではやめて半年以上になります。アメリカでも基本的には行っていません。アメリカでは、医者のところで PCR 検査をして判明した分は報告しているので、その数字は出てきますが、それ以外は出てきません。ニューヨーク州知事にいたっては、「検査もやめろ」と言っているようです。

このように、コロナの現状における限り、健康な人間も病人だと検査でレッテルを貼るほうが社会的弊害が大きいということで、全世界が舵を切っています。そうした中で、G7いわゆる先進国の中で、入国する際に搭乗便に乗る72時間以内のPCR検査による陰性証明を求めるなんてことをしている国は、日本だけです。「岸田政権は何をやっているんだ」という話です。

全数把握に関しては、全ての新規感染者の情報を入力する際に使う政府の情報共有システム「HER-SYS(ハーシス)」の評判が悪いです。「入力するだけで時間がかかり過ぎる」という不評が医療現場から出ています。サーバー容量の問題だと思うのですが、アプリがなかなか立ち上がらないということも過去にはありました。そもそも、「感染予防に役に立っているのか」「無意味な作業をさせられているのでは」という感覚が現場にあるため、「もう、やめてくれ」という話になったわけです。知事会も要望を出しています。

岸田首相は、対策をパッケージで出してくると思います。入国に関しては、ワクチンを3回以上接種している人は直近72時間以内の PCR 検査での陰性証明を求めることはしないことになるでしょう。感染者に関してはニュースでお伝えした通り、全数把握をやめた上で、65歳以上や重症化リスクのある人についてのみ報告を求めるという方向性ではないかと思います。

いずれにせよ、「岸田政権は何をやるにしても遅い」という典型的なケースです。岸田首相の表明内容は24日にならないと最終的には分からないですが、このタイミングで言えるのは「ようやくか!」です。

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