「ウクライナ国民の98%は自国の勝利を信じ最大限結束」ウクライナ国営通信社 日本人編集者が語る

キーウ在住で、ウクライナの国営通信社ウクルインフォルム通信編集者・平野高志が8月24日(水)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ロシアによる軍事侵攻が始まってから半年となったウクライナの現状、戦争に対する人々の認識を語った。

ウクライナ侵攻 キーウ中心に位置する「独立広場」にはウクライナ国旗の小旗が多数立てられている。旗には日付と名前のほかに「勇者は死なない。心の中で生き続ける」「ヘルソンはウクライナ軍を待っている」「お父さんに捧ぐ」などのメッセージが記されていた。=2022年8月10日午後12時44分、ウクライナ・キーウ 写真提供:産経新聞社

平野はこの半年を振り返って「あっという間だったが、ジェットコースターに乗っているように感情がグラグラ揺れ、本当にいろんなことがあった半年だった」と述べた。そして「悪いことばかりではなく、ウクライナがEU加盟候補国となったり、キーウからロシアが撤退したりした時は喜びを感じた。しかし、へルソン州やクリミア、ザポリージャ原発などは今もロシアの脅威にさらされ、恐怖や怒り、いろんな感情を抱えながらここまで走ってきた」とも語った。

平野は「最近発表されたウクライナ国内の世論調査によると、この戦争に勝利できると信じているウクライナ人は98%」と紹介した上で「ウクライナの人々は今回のロシアの侵略について、2014年・2015年のロシアによるクリミア併合の際に中途半端な停戦をしたことに原因があると思っている人が相当いる」と指摘した。

ゆえに「ウクライナ国民は、いま中途半端に停戦してはいけないと考えている。ロシアは息を吐くように嘘をつくというのがウクライナの人々の共通の認識。停戦の仕方を間違えると、またタイミングを見計らってロシアは攻めてくる、と見ている」と、ウクライナの人々の考えを語った。また、調査では「クリミアもドンバスも取り返した形で勝利しなければいけないと考えている人が6割」だという。

平野高志

くしくも前日8月23日に行われた、クリミアの奪還を目指しウクライナ政府が各国に連帯と支援を呼びかけた国際会議「クリミア・プラットフォーム」は、60の国や国際機関が参加し、アメリカをのぞくG7の首脳がメッセージを寄せ「ウクライナ国民を大いに鼓舞することになった」と平野は語った。長期戦になるという指摘があるが平野は「ウクライナ国民は最大限結束している」と結んだ。

関連記事(外部サイト)