北朝鮮、ミサイル発射の次は核実験「確実にやる」 龍谷大学・李相哲教授がコメント

龍谷大学の李相哲教授が10月4日(火)、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。日本上空を超えるミサイルを発射した北朝鮮について、次は「確実に核実験をやる」と警鐘を鳴らした。

北朝鮮で制作された金正恩朝鮮労働党総書記が施政演説で示した課題の貫徹を呼び掛けるポスター。「国権守護 国益死守」「偉大なわが国家の限りない繁栄のために!」と書かれている 朝鮮通信/共同通信イメージズ

4日午前、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射。防衛省によると東北地方の上空を通過し、約4600キロ離れた日本のEEZ=排他的経済水域外の太平洋上に落下したとみられる。

北朝鮮が約5年ぶりに日本上空を通過するミサイルを発射したことについて、李は「今、米韓合同軍事演習が行われており、先月30日には日米韓が北朝鮮潜水艦探知訓練行っている。北朝鮮からすると『我々も軍事力はあるぞ』と。今回は実験というよりも、軍事訓練の性格が強い。今年に入ってからの一連の動きをみると、実戦配備を急いでいるという印象も強い」と分析。

今回発射されたミサイルは中距離弾道ミサイル級の「火星12」とみられるとし「(火星12は)過去にも打って成功したもので、北朝鮮からすると、いきなりICBM=大陸間弾道ミサイルを打ってまた失敗すると都合が悪いので、安定した火星12を打ってアメリカに警告を送った」と語った。

また、可能性がささやかれている核実験については「確実にやると思います」と言及。先日、韓国国家情報院が国会に報告した情報によると、中国共産党大会開催後の10月16日から、アメリカ大統領中間選挙のある11月8日までの間に行う可能性が高いと指摘。「(北朝鮮が核実験を行うのは)危機を煽るというより軍事的な目的を追求しているので、データが取れる時期、すべて準備が整った段階でやる」と述べた。

すでに起爆装置実験を2,3回行ったことが確認されており、豊渓里(プンゲリ)の核実験場の整備もほぼ済んでいるとし、さらに北朝鮮は「秋の湿気のない時期によく核実験をする」と持論を展開。「湿気」が影響するのは、北朝鮮の道路事情が絡んでおり、湿気の多い夏場だと実験場のある山中へ悪路で装備を運ぶことが難しいのだという。

ただ「アメリカで金正恩斬首作戦の議論がまだ盛り上がっている状況」とも述べ、アメリカ大統領中間選挙前に核実験を行うにはリスクが高過ぎるとし、11月8日以降になる可能性も語った。

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