アポ電強盗事件〜個人情報から狙われる高齢の資産家

アポ電強盗事件〜個人情報から狙われる高齢の資産家

アポ電強盗 渋谷区と同一犯

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(3月4日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。江東区と渋谷で起きた高齢者を狙ったアポ電強盗事件について解説した。

アポ電 強盗殺人 強盗 江東区 渋谷区 初台 笹塚 東陽町 加藤邦子 アポイントメント電話

緊縛女性は窒息死の可能性  「アポ電」後に強盗事件が起きた現場=2019年3月1日 写真提供:共同通信社

江東区と渋谷区のアポ電強盗事件〜同一犯と断定

2月末、江東区のマンションで住人の加藤邦子さん(80)が家にある現金の額を聞き出そうとするアポ電、アポイントメント電話の後、強盗に襲われ死亡した事件。渋谷区笹塚と初台の高齢者宅で相次いだ手足を縛る強盗と同じ手口で、警視庁は同一グループが関与したと断定し、逃走した3人の行方を追っている。

飯田)江東区の事件では電話の受話器コードが切断されていて、インターホンも無くなっていたということも報道されております。

須田)ここ最近、この種の強盗事件が激増していますが、ある意味でオレオレ詐欺の発展形と言えます。近年、オレオレ詐欺は摘発される数が多い。現金の受け渡し場面で逮捕されるケースが多いのです。そのリスクを回避するため、徹底的に相手の状況を調べるグループと、強盗するグループは別グループであって、場合によってはその情報を売り渡すこともあるようです。

飯田)そうなのですか。

須田)そういうところにお金や資産があるのだから、強引にそこに入ってしまった方が手っ取り早く、しかもリスクが回避できるではないか。そういう思惑でこの強盗は行われているケースが多いのです。

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個人情報から資産家を割り出してターゲットにする

飯田)そうなると、ATMで払わないというようなことは、これまで啓発されていましたけれども、個人情報を言っただけでもこれがリスクになるということですね。

須田)どのような仕事に就いているのか、その子供たちがどんな職業でどれだけ資産があるのか等を、全部調べて行くわけです。特に資産家と言われている方は気を付けてください。けっこう調べることは簡単なのですよ。

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ターゲットの行動をすべて把握して強盗に入る

飯田)簡単なのですか?

須田)簡単です。どれくらいの資産を持っているのかは簡単に把握されてしまうということです。

飯田)それは行政に行って紙を出すことをせずとも?

須田)そういうことを含めて、例えば不動産の登記簿を取るだけでも、それが持ち家なのか、賃貸なのかがわかります。ローンがついていない高級マンションならば、自宅に相当額の金、宝石があることは間違いない等がわかってしまう。

飯田)そういう類推が効くわけですね。

須田)その上で、いまどれくらいのお金があるのかを息子を装って聞けば間違いない。最初に目星をつけておいて、そして電話をかける。

飯田)今回の江東区の事件でも、犯人グループはケアマネージャーの方が午後から来ることを知っていたのではないかと言われています。これは探偵のように、張り込んでずっといるということを、ターゲットのお宅に対してやっていたということですか?

須田)そうですね。ですから出会いがしらの強盗では無く、一定期間、監視下に置いてどういう人が何時に出入りするのか、或いはターゲットは何時くらいに外出して何時くらいに戻って来るのか、夜は何時くらいに電気が消えるのか。そういうことを全部把握したうえで強盗する。だから、成功する確率が非常に高いのですね。

飯田)これは、今度は備えるのが難しくなって来ますね。

須田)不用意に個人情報を出してはいけないということですよ。

飯田)固定電話が鳴っても、出ることすら怖くなってしまいますね。

須田)自衛策を講じなくてはということですよね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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