安倍総理が欧米訪問を表明〜トランプ大統領とも会談予定

ニッポン放送「飯田浩司の OK! Cozy up!」(3月29日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。4月22日から予定された安倍総理の欧米訪問について解説した。

トランプ 安倍総理 欧米訪問 G20 4月 ゴールデンウィーク 10連休 日米 会談

政治 平成31年度予算が成立し公明党・山口那津男代表へ挨拶する安倍晋三首相(左)=2019年3月27日午後、国会内 写真提供:産経新聞社

安倍総理がG20に向け4月に欧米各国を訪問

安倍総理は3月28日、公明党の山口那津男代表と官邸で会食し、来月下旬に欧米を訪問することを発表した。総理は4月22日〜29日、フランス、イタリアなどヨーロッパとアメリカ、カナダを訪れ、4月26日〜27日にトランプ大統領との会談を調整している。

飯田)山口さんと会食して桜を見て、なんてニュースも出ていましたけれども、そこでこの欧米訪問を表明したそうです。

宮家)G20の議長国なわけですから、本当は全部回りたいところですがね。5月の連休は日本が新しい体制になるので忙しいでしょうから、外遊はこの日程になる。一週間しかありません。

飯田)世界一周して回って帰って来るようなものですものね。ほぼ飛行機のなかで寝る、ということになりますか。

宮家)アメリカに着けばカナダまですぐですし、大西洋を飛ぶのは大変ですが、ヨーロッパに行けばフランス、イタリアからスロバキアあたりまではすぐに行けます。でも大変ですよ。
G20の議長国として会合を成功させないといけませんから。G20がG7と違うところは、基本的に政治問題ではなくて経済問題が主要議題だということです。G7ももとは経済から始まったのですが、今回は政治問題が主ではないので、やはり焦点は世界経済の話になります。米中がいざこざをやっていますが、何とか開かれた自由な貿易体制、これが日本にとっていちばん利益があるわけですから、それを維持する方向でG20の意見が一致できればいい。そこでこれにいちばん反対しそうなのがトランプさんということになります。

飯田)ここのところは共同声明を出せないかという話になっています。

宮家)トランプさんも、2020年の大統領選挙が始まっているから、自由貿易なんて口が裂けても言わないでしょう。“アメリカファースト”でやっているわけだから、困ってしまいますね。だからこそ安倍総理としては真っ先に行かなければならないということですよね。ヨーロッパにも日本の考えについて来てもらわないといけないですし。

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笑顔で会談するトランプ米大統領(右)と安倍首相=2018年9月26日、米ニューヨーク(共同) 写真提供:共同通信社

G20で相手にするのはアメリカだけではない

飯田)最終的にトランプさんは、「晋三がOKだったら俺もOK」だというような話を聞いたのですが。これはどうなのですか?

宮家)貿易問題についてはわからないですね。

飯田)でも共同声明など、表に出るものはギリギリまで突っぱねる可能性もあると。

宮家)わかりませんね。最終的に日本の首相に恥をかかせることは無いと思うけれども。北朝鮮みたいにね。突然帰ってしまうようなことはないでしょうけれど、アメリカが譲歩したようなイメージを持たれるやり方は嫌でしょうね。大事なことは、G20は日本にとってはアメリカだけではないからね。経済規模の大きな国が20ヵ国集まるわけでしょう。これは日本がきめ細かい外交をやるいいチャンスです。忙しいでしょうね。各国首脳と1回は会議をやらないといけないし、全体のシナリオを作って、その方向で各国に根回しを始めなければいけない。今もそれが続いている、ということでしょうね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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