ジャーナリスト・山路徹 福島県浪江町の復興の現状

「垣花正 あなたとハッピー!」(3月29日放送)に、ジャーナリストの山路徹が出演 し、東日本大震災の福島へ取材の模様を紹介した。

【東日本大震災8年】震災発生8年から一夜明けた福島県浪江町の中心部=12日午前、福島県浪江町 撮影日2019年03月12日 提供産経新聞

3月11日で、東日本大震災から8年が経過。26日(火)に福島へ取材に行ったという山路氏が、その実態を明かした。

特に、原発の被害が大きかった地域へ取材に行ったという山路。東京電力福島第1原発事故によって、避難指示が出ている、福島県大熊町の一部地区の避難指示を4月10日に解除することを、町と県に提案して合意した。避難指示が解除されたことで、復興するきっかけになるのだろうか?大熊町に隣接する浪江町へ取材に行った山路は、そこで見た光景に驚いたという。

「実は、住民の姿がまったく見られないんです。復興に伴う建設工事の人や、原発の処理の作業員などの姿は見かけるが、生活をしている人というのはなかなか見られない」

山路によると、浪江町は震災前2万人以上が住んでおり現在は2,000人程度。さらに、町役場の職員ですら浪江町の外に住んでいることを指摘。

「なぜかというと彼らにも家族がいて、そうなると、今後の動きが不透明な浪江町に戻ろうかというと、なかなか戻りづらい」

と、震災後に数年間、暮らしてきた場所から被災地へ戻ることは難しい旨を明かした。ところが、現在、復興のための建設工事は進んでいるようで、

「復興のために数百億円の予算をかけて、漁港を整備させたり、数十億円かけて学校を作ろうとしている。でもそこに子供達はいないんです」

と復興支援が無駄になってしまうことを危惧した上で

「そのニュースだけ聞くと、なんとなく復興に向かっているんだと思いますが、でも町には人の営みがあるんです。100人、200人の単位で戻ってもしょうがないんです。全員で戻らないと意味がない」

と自身の見解を示した。また、南相馬市の桜井市長の言葉を紹介。

「復興というのは元に戻ることではなく、新しく生まれ変わらなければならない」

その言葉を元に、山路は

「外国人の方を受け入れるなど、新しい町に作り直さなければいけない」

と自身の考えを明かし、この話題を締めくくった。

 

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 8:00-11:30

関連記事(外部サイト)