自民党・平井卓也議員が明かす「自民党の政策を理解するAI“自民党GPT(仮) ”が既に実在」

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AIざっくり要約

  • 平井卓也議員はラジオ番組で自民党がAIシステム「自民党GPT」を開発中と語った。
  • このAIは自民党の政策を最も理解しており、小学生向けの政策説明も可能だという。
  • 来年から公開する計画で、政策立案は不可能ながら言葉選びを補助してくれる実用的なシステムだ。

実験的な機能のため、正確性を欠く可能性があります。記事本文と併せてご確認ください。

自由民主党の平井卓也・広報本部長が12月1日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。AIを使った最新技術について解説した。

自民党のデジタル社会推進本部「AIの進化と実装に関するPT」であいさつする平井卓也本部長=2023年7月18日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

自民党のデジタル社会推進本部「AIの進化と実装に関するPT」であいさつする平井卓也本部長=2023年7月18日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

AI道案内ロボットを自ら体験

飯田)平井さんは初代デジタル大臣などを経て、現在は自民党の広報本部長を担当されています。デジタルに関するものをいろいろと取り入れたり、政界でも1~2を争うほどX(旧Twitter)を始めたのが早く、活用されていらっしゃいます。

平井)最近は少しさぼっていますけれどね。

飯田)人工知能(AI)技術に関してですが、10月に目の不自由な方にも優しいスーツケース型の道案内ロボットを、体験会で体験されたらしいですね。

平井)(スーツケース型ロボットの開発を進めている)日本科学未来館の浅川館長は、昔から存じ上げている方です。私はデジタル大臣になる前、第4次安倍改造内閣では科学技術担当大臣を務めましたが、当時から、このスーツケース型ロボットには注目していました。時間を掛けて、徐々に使えるようになってきています。

スーツケースが導くとともに音声でも教えてくれる

飯田)写真ではアイマスクをつけていらっしゃいます。どのように道案内をしてくれるのですか?

平井)スーツケースの持ち手を持ってボタンを押すと、右や左に、スーツケースが自動で動いて目的地に導いてくれるのです。盲導犬と一緒で人間より少し前にいるので、障害物に直接ぶつかることはありません。歩いていると「右に何があります」と音声で教えてくれるので、非常にいいと思います。ただ、段差の問題があるので、そこは怖かったのですが、使っているうちに慣れてしまいます。かなりスピードが早いのです。

飯田)スーツケース型のロボットが自走するのですか?

平井)スーツケースのなかには機械が詰まっていて、ものは入りません。

飯田)スーツケースと言えども。

平井)「スーツケース型ロボット」なので。機械の部分を小さくして、ものを入れるスペースがあるといいですね。

大規模言語モデル(LLM)に関して、政府より先に多くの情報を得て、政策も考えている

飯田)AIの活用については、いろいろなところで話題になっていますが、自民党全体としてもあと押しをしていく方針ですか?

平井)私はデジタル社会推進本部長として、その下に「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」を設置し、いままでホワイトペーパーも出させていただきました。サム・アルトマン氏をはじめ……。

飯田)ChatGPTの生みの親。

平井)AIの開発者には最初にコンタクトし、総理に会っていただく段取りもこちらでやらせていただきました。大規模言語モデル(LLM)に関して言うと、自民党は政府よりも先にいろいろな情報を得て、いろいろな政策も考えさせていただいています。

自民党のデジタル社会推進本部「AIの進化と実装に関するPT」であいさつする平井卓也本部長=2023年7月18日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

自民党のデジタル社会推進本部「AIの進化と実装に関するPT」であいさつする平井卓也本部長=2023年7月18日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

大規模言語モデルのAIに「1+1=2」という計算はできない ~「“1+1=2”だ」という世の中の人の発言やデータを持っているだけ

平井)AIについては、大規模言語モデルが急に賢くなって、一般の人が使えるようになったところが大きいと思います。でも、よく考えるとこのモデルは、「1+1=2」という計算はできないのです。「世の中の人はみんな“1+1=2”と言っているぞ」という情報の答えなのです。このロジックを皆さん誤解しています。何かを考えて物事を答えているのではありません。情報のあとにくる確率論だけです。

飯田)相場観のようなものを示している。

平井)そうです。「“1+1=2”だ」というのは、世の中の人の発言やデータでそうなっている。意外とそれが意識されておらず、「すごく賢いものができた」と思われていますが、そうではありません。

飯田)「AIに意思決定させる」というようなものではない。

平井)そんなことをさせてはいけません。壁打ちの相手としては、いちばんいいと思います。

自民党の政策を最も理解しているAI「自民党GPT(仮)」が既に実在している

平井)実は自民党の広報本部は、既にAIを実装しています。開発には数ヵ月ほど掛かりました。日本中のどのAIよりも、自民党の政策をいちばん理解しているAIが存在しているのです。名前はつけていないので、仮に「自民党GPT」とか。ラジオで話してしまいましたが、来年(2024年)はそれを使っているということをオープンにしようと思っています。

飯田)ここで言ってしまって、いいのですか?

平井)いいのです。機能として優れているところは、要するに言葉の選び方です。政策をつくらせることはできないけれど、「ある政策を、誰を相手に優しい言葉で説明するか」という。例えば、「今回の経済対策を小学生にもわかるように」と言うと……。

飯田)つくってくれるわけですか?

平井)それなりのものが出てきます。

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