6年ぶり景気悪化〜消費増税への影響は?

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月14日放送)にジャーナリストの有本香が出演。6年ぶりに景気判断が悪化したニュースについて解説した。


景気判断6年ぶり悪化

内閣府は5月13日、景気動向指数の3月速報値を発表した。2015年を100として、景気の現状を示す一致指数は、前の月と比べ0.9ポイント低下の99.6となり、内閣府は基調判断を景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」に下方修正した。基調判断が「悪化」となるのは6年2ヵ月ぶりということである。

飯田)説明されている低下の要因ですが、中国経済の減速によって、企業の輸出、生産が落ち込んだことが主な原因とのことです。内需は堅調、影響は軽微とされていますが、いかがでしょうか。

有本)内需が堅調というのは確かにそうだと思います。やはり中国経済の減速は、かなり大きな要因だと見ていいと思います。6年ぶりということは、ほぼアベノミクスが始まって以来ということです。

飯田)そういうことになりますね。

2016年10月25日、東京国際映画祭にて(萩生田光一 – Wikipediaより)

消費税増税はどうなるのか

有本)ですから、官房長官は国会の質疑のなかでも、或いは記者会見でも、いままでの言い方を崩していませんが、リーマンショック級の出来事が起こらない限りと言っています。しかし、これは「消費税を予定通りに上げるのですか」という話にまたなると思います。

飯田)こうやって数字として突き付けられてしまうと。

有本)そうですね。ここへ来て萩生田発言が、また重みを持って来るかなと思います。萩生田さんがフライングしたとか、観測気球をあげて無茶なことをしたというように報道されていましたが、全然無茶ではない話ですよ。

飯田)“リンカーン”さん、横浜青葉区の方からメールをいただいています。景気後退について、「中国がアメリカに制裁関税の拡大に対する報復措置を6月1日からやると、これは日本にどのような影響があるのでしょうか? 景気動向指数も悪化していますし、どうでしょう。消費税増税見送りが妥当ではないかと思います」。

有本)そうですよね。一般国民の感覚としては、そのように思われるのが当然だと私も思います。

【株価ボード】日経平均を示す株価ボード=2019年5月13日午後、大阪市中央区 写真提供:産経新聞社

米株式市場は急落

飯田)ニューヨークの株式市場は下げております。週明け13日のニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均は大幅反落、前の週の終値と比べて、617ドル38セント安。2万5324ドル99セントで取引を終えております。ハイテク銘柄中心のナスダック総合指数は269.92ポイント下がっている、7647.02ポイントでした。為替の方も、かなり円高にふれております。

有本)そうですね。

飯田)1ドル足下109円20銭〜30銭という水準。円高にふれているとなると、きょうの日経平均も厳しい流れかな。

有本)厳しいでしょうね。先週までは何とか持ちこたえていましたが、今週はかなり厳しい感じです。そうすると、本当に消費税をどう考えて行くのかが注目されると思います。
日本国内に関して言うと、中国経済の減速によって企業の輸出と生産が悪くなっているところがあるではないですか。これは多分両方あって、日本からの輸出も厳しい。それから特に円高ということもあります。一方では中国の輸出も、いろいろな形で厳しくなって行くのだろうと見ることができますね。日本企業も全部つながっていますから。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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