英ジョンソン首相が前倒し総選挙の実施〜保守党は過半数割れへ

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月4日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。イギリスのジョンソン首相が前倒し総選挙の実施の意向を明言したニュースについて解説した。

パリで握手を交わすフランスのマクロン大統領(左)と英国のジョンソン首相(ゲッティ=共同)=2019年8月22日 写真提供:共同通信社

前倒し総選挙の実施を目指す意向を明言

イギリスのジョンソン首相は3日、EU(ヨーロッパ連合)からの離脱延期法案の審議入りがイギリス議会で承認されたのを受け、前倒し総選挙の実施を目指す意向をはじめて明言した。前倒し総選挙の実施には議会の同意が必要とのことだ。

飯田)かねてからジョンソン首相はEU離脱を言っていて、それを阻むことがあれば総選挙も辞さないと言っていたのですが、実際にやるということです。

佐々木)そうですね。10月31日に離脱が決まっていて、ジョンソン首相は公約で言っていたので、それは曲げないと。BBCなどが流していたのですが、9月に入ってからイギリス政府はブレグジットに備えようという看板をあちこちに出して、それに1億ポンド、130億円くらいの予算をかけている状況でした。ブレグジットに備えるというと、まるで災害に備えるようです。それをやると、さすがにハードブレグジットで国民生活に多大な影響を与えるということで、かなり反発が強まっており、こういう状況になっています。

飯田)もともとジョンソン首相の足元、保守党はギリギリ過半数というくらいの連立を組んでいますよね。

議事堂(イギリスの議会-Wikipediaより)

保守党議員が首相の演説中に席を移動して自由民主党へ

佐々木)4日にツイッターで流れていたのですが、保守党の議員の1人が、ジョンソン首相が議会で演説している最中に突然立ち上がって、自由民主党の席に座ったとのことです。そんなことで党を離脱できるのかと驚きですが、これで保守党は過半数割れになったそうです。

飯田)日本の国会は指定席だから、そんなことをやったところでという感じですが、自由席なのですね。真ん中に演説台があり、両側に座る。

佐々木)右翼左翼はそこから来ているという有名な話です。自由民主党が拍手をしながら席を空けたようですね。

飯田)それで迎え入れると。この先どうなるのでしょうか?

佐々木)そうですね。このまま行くと、保守党が総選挙で負けるという話にもなりかねないです。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

関連記事(外部サイト)