手放し操縦、飛行中の読書〜蔓延する米軍内の規律の乱れ

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月4日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。アメリカ軍の規律の乱れについて解説した。

岩国錦帯橋空港のエントランスゾーン(岩国飛行場-Wikipediaより)

岩国基地のアメリカ海兵隊、規則違反横行が発覚

アメリカ海兵隊岩国基地所属の戦闘機部隊で、重大事故につながりかねない規則違反が横行している実態が3日までに、沖縄県の第1海兵航空団の報告書で明らかになった。手放しの操縦や飛行中の読書、髭を整えながらの自撮りを行っていた。

飯田)去年(2018年)12月に高知県沖で6人が死亡、行方不明になった墜落事故。これは空中給油中だったのですが、ここで調査を開始したら沖縄県沖でも同じような接触があり、よくよく調べたら規律が相当乱れていた、ということです。

須田)手放し操縦や飛行中の読書ということだけではなく、薬物の乱用やアルコールの過剰摂取も、今回の調査で浮き彫りになっています。第1海兵航空団に関して言うと、睡眠導入剤の成分が検出されたりしていますから、相当深刻なのだろうと思います。これは何も局所的にアメリカ軍の一部で起こっている問題ではなくて、かねてから薬物やアルコール、不眠などの問題がずっと指摘されて来たのです。それについては改善の兆しがなかったのかな、という気がします。

米海兵隊岩国基地所属機が墜落した高知県沖で、捜索活動をする海上保安庁の船と米軍機=2018年12月6日午後1時30分(共同通信社機から) 写真提供:共同通信社

予算、士気の問題解決は一朝一夕にはいかない

飯田)全体の士気や予算も作用しているのでしょうか?

須田)ここへ来て、予算の削減などのしわ寄せが第一線に及んでいるのかなと。確かに米軍は世界最強と言われていますが、一般兵士の士気の乱れを改善するのは、一朝一夕では行かないのでしょう。解決策を見い出せないというのが、いちばんの悩みだと思います。

飯田)日本にいる部隊の報告書なので、日本にいるからこういうことが起こるのか、という怒りもあると思いますが、米軍全体の問題なのですね。

須田)全世界的な話だと思います。

飯田)受け入れている方の日本としては、抗議をして行くしかありませんが、なかなか根深い問題ですね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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