10月の街角景気3ヵ月ぶりに悪化〜これから先回復するのか

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月12日放送)にジャーナリストの有本香が出演。内閣府が発表した10月の景気ウォッチャー調査の結果について解説した。

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」

10月の景気ウォッチャー調査、3ヵ月ぶりにマイナス

内閣府が11日に発表した10月の景気ウォッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数が前の月と比べて10.0ポイント下落の36.7となり、3ヵ月ぶりにマイナスとなった。消費税増税前の駆け込み消費の反動減や、台風19号による被害が影響したと見られる。

飯田)現状判断指数36.7という数字でしたが、これは東日本大震災の影響があった2011年5月の33.5以来、8年5ヵ月ぶりの低さだということです。

有本)そのくらい低いということですよね。前回、消費税を増税したときも大きく下落しています。ですから、ある意味で予想がついたことだと言えるでしょう。消費税の増税によって景気が冷え込むということは、誰でも予想ができたことだから。それと、災害の影響が大きかったのはわかりますね。

飯田)家電販売店は駆け込み需要の反動もあって、冷蔵庫・洗濯機の販売落ち込みが大きいとか、ホテルもキャンセルが相次いだと言われています。いい業界はあるのでしょうか?

有本)そうですね。私は自分に関係することで言いますと、出版や印刷関連は増税後に受注が減少したということです。特に印刷会社ですね。印刷会社の受注が減少したということは、出版物の発行が控えられたということですが、10月の消費税増税前に駆け込みのように本が出ました。

飯田)8%のうちに。

有本)大切なことはここから後、回復して行くのかということです。その点においても、今年(2019年)に入ってから「この10月に消費税を増税するということはいかがなものか」という論戦は、ほとんど国会では聞かれなかったですね。

飯田)そうですね。参議院選挙などで、野党は消費税を減税すべきだとか、廃止すべきだというような公約は出しましたけれど。

有本)選挙のためという感じで、具体的に、全体の経済をどう見ているのかということについては、主要な議員からは披露されなかったのではないでしょうか。

飯田)全体のパッケージとしての経済政策みたいなものですよね。

有本)残念ですよね。今後、中小零細企業にどのような影響が出るのか、私たちも注視しないといけません。政府は景気対策をしたと胸を張っていましたけれど。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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