「世界の都市ランキング」東京は3位 〜1位、2位はどの都市?

ニッポン放送「ザ・フォーカス」(11月20日放送)に作家・ジャーナリストの河合雅司が出演。「世界の都市ランキング」の結果について解説した。

ニッポン放送「ザ・フォーカス」

「経済」では北京に抜かれた東京

森ビル系のシンクタンクが発表した「世界の都市総合力ランキング2019」で1位はロンドン、2位はニューヨーク、東京は4年連続で3位だった。ランキングは世界の主要48都市を対象に調べたもので、「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6つの分野、合計70の指標で比較したもの。東京は「研究・開発」で3位、「経済」と「文化・交流」で4位をマーク。一方で「居住」は11位、「環境」は23位と課題を残した。

 

【総合ランキングトップ10】
1.ロンドン
2.ニューヨーク
3.東京
4.パリ
5.シンガポール
6.アムステルダム
7.ソウル
8.ベルリン
9.香港
10.シドニー

 

森田耕次解説委員)森ビル系のシンクタンク、森記念財団によりますと、このランキングは世界の主な48の都市を対象に算出したものです。「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6つの分野を比較したということですが、東京は4年連続で3位。1位はロンドン、2位はニューヨーク、4位のパリなど、上位の10都市に変動はありませんでした。東京は2020年のオリンピック・パラリンピックを前に、ホテルの客室数が増えるなどして「文化・交流」の指標で高い評価が相次いだのですが、GDP(国内総生産)の経済の成長率が3位から4位に後退したようですね。

河合)このランキングを毎年見ているのですが、いまは国際都市間競争の時代と言われていて、各国の首都は国際や環境などの面で魅力的になって行かないと、国力が損なわれてしまうということです。東京は日本の顔ですので、今回は経済的な陰りが出て来たということもあり、成長率や世界の有力企業の数が、北京に負けたという話になっているようですね。

森田)経済面が北京に抜かれて、4位に落ちてしまったと。

ニッポン放送「ザ・フォーカス」

東京が魅力ある街になるための課題

河合)東京の街はこれから高齢化して行くので、人口減少時代の東京をいかに魅力的な場所として行くのかは、国家の課題です。たとえば交通アクセスの問題も、本当に羽田(空港)が使いやすい場所になっているのか。リニア中央新幹線も2027年に向けて作って行くわけですが、こういうものを「一東京」と言うのではなく、日本のなかで東京をより魅力的にするためのツールとして考えなければいけません。グローバル企業の極東本社が、ほとんど東京から北京などに移ってしまっている実状がありますので、規制緩和をすることです。欧米やアジア企業も含めて、東京に本社を置くことになるような政策が大事になると思います。

森田)東京の魅力そのものが国力だということですね。オリンピックはありますが、その後どうやって東京が発展して行くかということが、大きな課題ですね。

河合)若い世代の起業のバックアップを、政府も民間もどんどん東京で取り組む必要があると思います。

森田)東京も人口減少に入って行くのですものね。

河合)東京都の推計では、2025年にピークアウトを迎えると言われていますので、そんなに時間があるわけではありません。

森田)高齢化が進んで、人口も減って行く東京都。魅力がある街にして、若い人を集めなければいけません。

河合)暮らしやすさという部分でも欠けているところがありますので、経済的にも文化的にも発展するのと同時に、暮らしやすい街になることも目指して行かなければいけません。

ザ・フォーカス
FM93AM1242ニッポン放送 月-木 18:00-20:20

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