福島県外の除染土の埋め立ては安全〜風評被害をつくっているのはメディア

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月18日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。環境省が福島県外の除染で出た汚染土は安全としたニュースについて解説した。

中央合同庁舎第5号館(環境省-Wikipediaより)

福島県外の除染土の埋め立て処分〜環境省が安全と発表

環境省は17日、東京電力福島第1原発事故に伴う福島県外の除染で出た土の処分に関する検討チームの会合を東京都内で開き、茨城県東海村と栃木県那須町で実施した埋め立ての実証試験の結果、「安全に埋め立て処分を実施することが可能」とする見解を示した。

飯田)実証実験の結果が出たということです。

佐々木)大半が安全です。こういうニュースでメディアは、他人事のように「風評被害が心配だ」とか「困難な問題」と言っていますが、風評被害をつくって困難な問題にしているのはメディアです。ここの問題が看過されている。福島第1原発の処理水の放出の問題もそうで、結局、海洋放出することを漁協に投げてしまっています。しかし、「OK」と言った瞬間に、風評被害で魚が売れなくなるのをわかっているので、漁協には判断できません。国が判断しようとすると、メディアが「大丈夫なのか?」と言い出します。この前も台風で、汚染土を入れていたフレコンバッグが流されたりしました。あれは線量が上がらなくて問題ではなかったのですが、まるで大量放射能汚染が起こったかのように、新聞社が報道するわけです。

飯田)流出したということを大きく報道しますが、数字を計ったら問題がなかったというところを報道しないので、危ないということばかりが先立ちます。

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」

風評被害をつくっているのはメディア

佐々木)復興も進んでいて、帰宅困難区域も縮まっていますし、常磐線も夜ノ森駅まで開通していますが、いまだにフレコンバッグが大量に積んである映像を流したがります。風評被害をつくっているのはメディアであるという自覚を持ってもらわなければ、この問題は解決しません。まるで他人事のように「除染した土の処分をどうしますか?」みたいな、「○○が問われます」と言っているだけでは、いつまでたっても問題は解決しません。

飯田)科学的には安全であると発表しました。その後の、安心の部分をつくって行く。科学的なところを説明しながら、1人1人の判断になります。判断材料の提供を、果たしてメディアができているのかというところです。

佐々木)大半が安全です。安心というのは結局“空気”で、その空気をつくるのはメディアやSNSです。1人1人がそこを止める決心をしなければいけません。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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