英・ジョンソン首相が集中治療室を出る〜気になるEU離脱問題の行方

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月10日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。入院中のジョンソン首相が集中治療室を出たというニュースについて解説した。

ジョンソン英首相=2020年4月3日に首相官邸が提供(イギリス・ロンドン) 写真提供:時事通信

コロナで入院中のイギリスのジョンソン首相、集中治療室を出る

新型コロナウイルス感染症の治療を受けているジョンソン首相が、集中治療室(ICU)から一般病棟に移ったことを、イギリス首相官邸の報道官が9日に発表した。病状は改善しているとみられる。

飯田)衝撃的なニュースでしたけれども、とりあえず一段落したようです。

宮家)よかったですね。よかったのですが、彼が首相府に戻って来たからといって、イギリスの状況がよくなるということではありません。イギリスを含むヨーロッパ全体の大きなウイルス感染の波は、まったく鎮まっていないと思います。

飯田)イギリスも行動制限をして、収束を目指すという形を取っています。

宮家)ジョンソン首相にもし何かあったらどうなるのかと心配していたのは、EU離脱の問題です。それどころではない部分もあるけれども、時間は刻々と進んでいるわけですから、彼がリーダーシップを持って結論を出さないと、ますます困るのはヨーロッパ、特にイギリスの庶民たちだろうと思います。

飯田)EU離脱に関しては1年間、要請があれば延ばすことができるようになっています。ただ、ジョンソン首相は延ばさないと言っていた。この非常時だと、それも変わりますか?

宮家)全部先送りになるのではないでしょうか。そのうちに、わからなくなってしまうのではないかと。

飯田)うやむやに。

宮家)その方がイギリスにとってはいいかも知れませんが、わかりません。

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