橋下徹氏「収入が減らない人になぜ払う?」〜10万円給付について改めて持論

元・大阪府知事で元・大阪市長の橋下徹氏が4月23日(木)、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!〜激論Rock&Go!」に生出演、新型コロナウイルス経済対策の10万円国民一律給付について辛坊キャスターと対論する中で、改めて異論を呈した。

橋下氏「公務員、議員、生活保護の人は金額が固定されているから減らない」

橋下氏がこの週、10万円の“一律”の給付について疑問を呈しており、この日の同番組にもこの件の質問が多数寄せられた。その1通である「公務員や生活保護受給者など、収入が減らない人にまでする必要はないと言及されていましたが、生活保護同様同じ社会保障の括りに入る老齢年金受給者や障害年金受給者など、社会保障の受給者にも給付すべきではないと思われますか?」という質問をもとに、2人は意見を交わした。

橋下)年金や障害年金の方は働いて収入がある人もいるわけです。僕が言っているのは収入についてまったく減らないということが明らかな人は、公務員、議員、生活保護の人も決められた金額が固定されていますから、これは減らないわけです。年金をもらっている人がもしアルバイトしていたらそれは減る場合があるわけだから。収入が減ったかどうかわからないところにはどんどん渡さなければいけないけれど、明らかに収入が減らない人には渡す必要はないのではないでしょうか。というのは、僕が大阪府知事、大阪市長のときには税金を1000円単位で見直ししていたわけですよ。今回のばらまきはいいのだけれど、収入が減らない人になぜ払わなければいけないの、というのと、もし収入が減らない人にどんどん回るのだったら、僕のところには子どもが7人いるから90万円くるのですよ。そんなにくるのだったら「うちももらっておこう」と言って、もらいます。しかし、しっかりとルールを決めて、これは生活保障で収入が減って大変な人向けだということになれば、もし仮に回って来ても「それだったら後で税金として回収してよ」とか「寄付するよ」となるけれど、全国一律となれば、「そんなのだったら取って置きましょうか」ってなってしまいますよ。辛坊さんはお金に関してどう思いますか?

辛坊キャスター「所得が下がっているという立証が無理」

辛坊)短くしゃべると、筋は悪い。単純に今回のことで評価するのは、それまでの世帯30万円で所得が下がっている人だけということですが、所得が下がっているという立証が無理なのですよ。現実問題としてあれは不可能なので、不可能とするならばとりあえず目先の困っている人にお金をばらまいて、生活できないなら一律10万円。公務員や大企業に勤めていて賃金の下がっていない人、年金や生活保護の人、要するに今回のコロナで所得が下がっていない人に配るのはおかしいだろうと。だけど、さっきの話のように一律で配らないと生活に困っている人の下にも届かないならば、百歩譲ってそれは仕方ないねという話。それともう1つ筋が悪いのは、今回この話が出てきた背景で、生活保護の方や老齢年金受給者の皆さんをメインの支持者としている一部の政党が、最初の所得が下がった人の30万円ではその人たちにお金がいかないので、「俺たちにもよこせ」と出てきた臭いがするので、筋は悪いなと。

橋下)現場の話を聞くと、年金はもらいながらでもアルバイトしている人もいるから、その人は下がる場合があるので。

辛坊)厚生年金と共済年金を満額もらっている人たちというのはかなりの月額になるわけですよ。一方で国民年金の人たちは、満額でも6万円くらいです。この人たちを支給対象にするのは当然だと思います。

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