中国を入れなければ軍縮にはならない〜米露核軍縮交渉

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月10日に放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。6月中に行われることが決定した米露核軍縮交渉について解説した。

トランプ米大統領(左)とプーチン・ロシア大統領=2020年2月21日 写真提供:時事通信

米露核軍縮

アメリカとロシアが6月中にも核軍縮の交渉を行うことで合意した。中国も招待したことを明らかにしており、22日にウィーンで行われる。

飯田)中国も呼ぼうとしているようですが。

高橋)やはりこれは、中国を入れなければバランスが取れません。少なくとも、その3つの国を入れないと軍縮にはならない。米露でお互いにやっていても、「中国はどうするのか」という話になります。中国を残してやるのならば、お互いにやめようという答えしか出て来ませんので、米中露できちんとやってもらうということです。

飯田)いままで中国は、「自分たちは途上国だし、先制では使用しないので核軍縮には参加しなくていいのだ」などと言っていました。

高橋)使わないのであれば参加しなさいということですよね。

モスクワで握手する中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領(ロシア・モスクワ)=2019年6月5日 写真提供:時事通信

中国も入れなければ軍縮にならない

飯田)いろいろな軍事的な調査報告書を見ると、確実に核弾頭の数を増やしていて、確実に予算を増やしているのが中国です。

高橋)中国を入れなければ、軍縮にならないわけですから、入れるのは当たり前のことです。しかし、これは長い交渉でしょうね。一朝一夕には行かないでしょう。トランプ大統領の再選は危ないかも知れませんが、再選すれば、できるかできないかというレベルではないでしょうか。

飯田)もしトランプ政権の2期目があるとしたら、そこで中国を引っ張り込む。

高橋)そこで米中露の枠組みをつくる。これを行うことができれば立派な話です。

飯田)日本の安全保障にも直結する話ですよね。

高橋)最も影響があるのではないでしょうか。日本はロシアも近いですし、中国も近いですので、死活問題です。これに日本はどこまで貢献できるか。目先に北朝鮮の話がありますので大変です。

飯田)その核もこちらに向いている。

高橋)全部向いていますので、日本は大変なのです。

飯田)引っ越すわけにはいかないですからね。

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