都知事選の立候補者数が多い理由〜辛坊治郎が解説

キャスターの辛坊治郎氏が6月25日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!〜激論Rock&Go!」に出演。都知事選の立候補者数が多い背景について解説した。

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東京都知事選も鳥取県知事選も、供託金は同じ300万円

辛坊)24日の夜、東京を歩いていましたところ、後ろから「辛坊さーん」と言う声がしました。振り向くと5年ほど前に関西で頑張っていた女性アナウンサーでした。その方が東京にきてフリーで頑張っているそうです。東京というのはやはりいろいろなところからいろいろな夢を持った人たちが集まってくるのだなあと思いました。そう考えながら歩いていると選挙看板があったので都知事選のポスターを見ていたところ、候補者数が大阪府知事選とはまったく違います。先ほどの大阪で頑張っていた女性アナウンサーが東京で頑張っているのと同じ構造で、東京は圧倒的に多いです。

飯田浩司アナウンサー)そうですね。

辛坊)なぜ候補者数が多いかというと、いろいろなことをアピールしたい人が立候補の場所を考えるときに、大阪府知事選で立候補するよりも東京都知事選で立候補したほうがアピールできる人数が多いので効率がいい。首都の決戦ということになると供託金というものが、東京都知事に立候補しても鳥取県知事に立候補しても、同じ300万円です。同じ300万円の供託金ですので、供託金が没収されないという自信のある人ならばいいですが、必ずしもそういう人だけではありません。知事選の供託金没収ラインというのは有効得票の10分の1をクリアできるかどうかなのです。有効得票というのは投票率次第で、私はやはり有権者全員100%投票してもらいたいとは思いますが、なかなか現実はそこまで投票率は伸びません。現実の投票率から計算すると大体、東京都知事選の有効投票数というのは600万票台ですかね。

飯田)大体そんなところですかね。

辛坊)仮に600万票だとすると有効投票の10分の1ということは60万です。60万票が獲得できれば供託金300万円は没収されずに済みますが、60万票は東京都だけではなかなかきついでしょう。

飯田)たしか、前回の選挙で上から数えて4人か5人くらいしか供託金没収を免れた人はいません。

辛坊)東京都知事選で300万円の供託金なのです。島根県知事選でも300万円の供託金です。そうしたときにどうせ没収される戦いならばできるだけたくさんの人にアピールができる東京という場所を選んで立候補しようと思いますよね。そうした意味では東京都知事選はポスターを見て、ポスターに書かれているひとつひとつの主張を読んでいても面白いです。

東京都知事選 ポスター掲示用の選挙看板を設置する作業員ら=2020年6月13日、東京都品川区 写真提供:産経新聞社

放送の“限界点”を超える候補者もいる「政見放送」

辛坊)テレビでは政見放送がありますね。

増山さやかアナウンサー)ラジオもありますよ。

辛坊)あれ面白いですよね。選挙のときの一大楽しみですよね。あれは基本的に編集したらいけないのですよね。

飯田)編集してはいけないです。

辛坊)「それは言ってはいけない」ということも言ったままですね。われわれの職業は、放送でどこまで言えるかという限界点が当然あるのでそこを意識して話していますよね。しかし、あの人たちはそうしたことを全く意識せず、むしろ放送で言えないようなことをあえて並べるために出てきているのではないかというような人もいる。

飯田)そうですよ。

辛坊)明らかにそうだよね。

増山)主張は人それぞれですからね。

辛坊)テレビ見たりラジオを聞いていたりされる方もそうした意味では新鮮でしょうね。

増山)気になる方は選挙ポスターを見ていただいて。

飯田)選挙公報もだいたいポストに入っているはずなのでそこに様々な主張が書かれています。

辛坊)テレビやラジオで取り上げられる有力候補の方以外も、いろいろな主張を持たれて真摯に頑張っていらっしゃいますので、ひとりひとりの主張に耳を傾けるというのはいいことだと思います。そのうえで真剣に一票を投じる。私は先ほど600万票くらいだろうと言っていましたが、東京都の有権者数は1000万人くらいですので1000万票で有効投票の10分の1は100万票であったみたいなことになればいいなと思います。

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