「異様なほど“密”な日本の検察と裁判所」世界に類を見ない権力構造を辛坊治郎が指摘

キャスターの辛坊治郎が7月15日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、日本の検察権力の世界に類を見ない強大さに言及した。

検察長官会同に出席した黒川弘務東京高検検事長(右)と林真琴名古屋高検検事長=2月、法務省 写真提供:共同通信社

こんな国は他にないんです

昨年2019年の参議院選挙をめぐる、選挙違反事件で買収の罪に起訴された河井克行前法務大臣と、妻の河井案里参議院議員について、東京地方裁判所は、保釈を認めない決定をした。

辛坊)河井に夫妻に関して、保釈されないだろうとみていたのですが、これはなぜか。いまでも検察はまったく変わっていないと思うのですが、本人が罪を認めない限りは保釈を認めないというのが一般的ですよね。基本的にそういうことなんです。本人が罪を認めた場合には保釈します。今回の買収容疑に関しては、いまのところこの夫妻は否定していますが、本人が罪を認めるということはどういうことかというと、買収を認めた瞬間に、有罪が確定するということです。検察も「はい、有罪確定です」と。そうでなくても日本は、検察に起訴されると99%有罪になります。日本は裁判所と検察が異様なほど密ですから。こんな国は他にないんですよ。

検察庁

検察が起訴したら自動的に裁判所は、量刑を決めるだけですから。その量刑も、基本的に検察が求刑したものに対して、だいたい7割から8割くらい。検察が5年の懲役を求刑してきたら「3年から4年くらいかな」でほぼ決まりです。なんなんだ、この国はという状況のなかで、誰を起訴するかしないかの全権を検察が握っています。検察も一生懸命やっている人や所もあるけれど、なにをしたかと過去を遡ると、例の厚生労働省の村木厚子さんのケースなんかは、まったくの冤罪で捕まえたうえで、その証拠まで捏造するわけです。これをやられたら、捕まった人間はどうしようもない。あのとき村木厚子さんは証拠一つひとつ、全部自分で点検をして、明らかに改竄されているということが証明できるという証拠を自分で見つけて、自分の担当の弁護士に、「明らかに検察が持ってきた証拠というのは改竄されているんです」と指摘し、認められて無罪になりましたけれども、そうではなかったら、自動的に検察が証拠まででっち上げて、右から左に有罪ですと。これがどれだけ恐ろしいか。

こんなこと世界でできるのがほかにどこかにあるのかと言ったら、中国くらいです。

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