東京 新たに389人が感染……コロナをどの程度恐れるべきか、正しいデータの読み方を辛坊治郎が解説

東京都は8月14日、新たに新型コロナウイルスの感染者が389人報告されたと発表した。8月9日以来の5日ぶりの300人超えとなった。なお、治療中の重症者は24人。

こうしたなか、キャスターの辛坊治郎氏は8月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、このような数値についての正しい理解の仕方を解説した。

女性を脅して多額の支払いを約束する念書を書かせたなどとして、警視庁は恐喝の疑いで、東京・歌舞伎町のホストクラブに所属する20代の男を逮捕した。新型コロナウイルス対策で、新宿・歌舞伎町のホストクラブに防護服姿で家宅捜索に入る捜査員ら=2020年8月13日午後、東京都新宿区 写真提供:産経新聞社

辛坊)この病気をどの程度恐れなくてはいけないかということですが、最新の重症になった方の数と推移、それから亡くなった方の数と推移。実は重症になった方だけでは分からないのですよ。重症になった方の推移というのは非常に難しいところがあって、「重症者が減るといい」と思っている方が単純に多いと思いますが、必ずしもそうと言えないのが、重症になっている方がもう全員耐えきれずに亡くなった場合、重症が一瞬0になることがあるわけです。だから、重症者が減った理由が、重症の方が中等症、軽症になって減っている、なおかつ新規で重症者になる方が少ないのであればいいのですが。

もしかすると一部に誤解があるかもしれませんが、東京の発表で例えば、「8月10日の段階で新規感染者が197人で、重症の方は24人です」というような最新のデータがあるではないですか。この24人というのは、10日の200人前後の感染者のうち24人が重症という意味ではありませんからね。累計で、10日の段階で重症として入院されている方が24人という意味ですが、あの発表の仕方を見ると、例えば300人の方がPCR検査で要請になって、そのうち重症の方が20何人いるようなイメージで捉えている方、けっこういらっしゃると思いますが、そういう話ではまったくないのです。

新型コロナ新規感染者238人 感染拡大警報の状況 予防・対策を呼び掛け 記者会見する、東京都の小池百合子知事=2020年7月22日午後、東京都新宿区の都庁 写真提供:産経新聞社

この「重症」という方は、重症ではなくなった人は当然引いて、それから命を落とされた方も引いて、なおかつその日のPCR検査の陽性者のなかで重症者として病院に収容された方が上乗せになります。……という、ものすごく複雑な数字の結果出てきている数字なので、この重症者の推移だけでは、実は何が起きているか分からないのですよ。ですから、その辺りきちんと丁寧に説明しないと、いま何が起きているのか誰も分からない状況なのです。

知事も発表しながらそれをわかっているのかという感じが、正直するのですね。重症者という数字の持つ意味すら正しく報道されていないなかで、多くの都民の皆さん、国民の皆さんはいま何が起きているのかということを正しく把握できていない。正しく把握できていない状況のなかで正しい判断なんてできるはずがないだろうということで、この番組ではよその番組では扱わないような細かいデータを探し出して、徹底的にお伝えしていきます。

関連記事(外部サイト)